まつげちゃんの好きな人 (ページ12)

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じゅーいちページ12

Gero side

Aと1時間くらい話し込んで、少し寒いと感じてきた
俺が寒かったらAはもっと寒いはず

G「A寒くないか？」

『寒いです〜』ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

G「女の子こんな遅くまで外出してたらあかんな！そろそろ帰ろっか！」

『えー、もう帰っちゃうんですか？？』

残念そうにしてるA

G「推しのGeroさんが言ってるねんから言う事きーて？な？」

『うっわ〜！ずるーい、そんな言い方されたら言う事聞くしかないじゃないですか！』

G「おんおん、だいたいAの扱い方分かってきたで〜？」

も〜やだーと拗ねているAはなんだか可愛いかった

2人でタクシーを捕まえてた

G「A先家の場所言い？」

『あ、〇〇までお願いします。』

G「え、A〇〇なん？」

『はい！Geroさんは？』

G「おれ〇×！2駅先や！」

『えー！微妙に近い！』

G「微妙やな笑」

帰りのタクシーでAが電話番号を渡してきた

『Geroさんが気が向いたらでいいので、連絡してください。』

パーティの時も今回も、会うか、連絡するか、決めるのは俺に委ねてくる辺り
遠回しに気を遣ってくれてるのが分かる

G「気遣わんでええよ、ありがとうな」

俺はすぐに携帯の発信番号に彼女の電話番号を打って、発信を押した

彼女の携帯に俺の番号が映ったのを確認して電話を切った

『ありがとうございます！ﾆｺｯ』

彼女は嬉しそうに俺の番号を眺めていた

そうこうしている内にAの家についた

『Geroさん！今日は本当にありがとうございました！！』

お金を払おうとする彼女

G「もう、そんなんええて！はよ家入り！」

『いや、来てもらってそれは』

G「あ、電話着拒すんで？」

『え〜、、じゃあすみません。ありがとうございます、、』

G「うん！ええよ！あったかくして寝るんやで！」

『はい！本当にありがとうございました！』

G「おう！はい、GeroさんAちゃんがエントランス入るまで見とくから行き！」

『ありがとうございます、、』

Aは嬉しそうに後ろ向きでエントランスに入ってペコっとお辞儀をした

それを確認して俺はタクシーに乗り込み、自宅へ帰った