検索窓
今日:7 hit、昨日:3 hit、合計:90,141 hit

ページ5

.

『………?』
「ぁ、あの切符を拝見してもよろしいでしょうか」
『ぇ?ぁ、あーすみません!』
列車では車掌に切符を見せる儀式があると聞いたことがある。
ボクは慌てて切符を取り出した。
ふと、車掌が持っている物(改札鋏(かいさつきょう))が目に止まる。
瞬間

「痛ッ!」
反射的にそれを叩き落としていた。

『ごごごごめんなさい!』
無意識とはいえ一般人に手を出してしまった。
己の行動に戸惑い慌てて謝るも、車掌は傷めた手をさすり俯いているため表情が見えない。

え、これって隊律違反?やばくないヤバくないやばくない!?
背中の冷や汗が止まらないんだけど!?

ボクはおろおろ狼狽えていると


《 キミ邪魔だよ 》

『ッ!!』
反響音が頭に響く。と同時に座席が横から飛んできてボクを攻撃してきた。
腕で守ったが勢いは殺せず、壁に頭を強打。
視界が揺らぎ意識が遠のく。

《 おやすみ 》

────カチッ

視界が閉じる瞬間に聴こえた声と音に誘われてボクは深い眠りへと落ちた。







──────!


──ぃ!


「A!」


ボクの目の前には、千鶴姉さんと薫兄さんが心配そうに覗き込んでいる光景があった。



.

弐→←第 陸 幕



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
146人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 薄桜鬼
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:タートル | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年12月11日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。