【結ちゃんの】エスカルゴ様の結香様を見て衝動的に書きました。 ページ20
＊
※【アネさんと──】の続き。
ガタガタ！！
「アネさん、何か大きな音がしたけどどうしたの？………ってアネさん！！」
散らばった色とりどりの花々のそばに横たわったアネモネの体。髪ヒモが解けたのだろう黒髪が広がり花々をまきこんでいる。
結香は慌てて彼女を助け起こした。
「アネさん！アネさん！！」
何度呼びかけても閉じられた瞳が開くことはない。
青ざめた肌が、一瞬 己が弟子にした疾風を思い浮かべさせる。
結香は思考を止めるように頭を横に振ると急いで立ち上がった。
「ッ！？軽っ！」
思っていた以上に軽い彼女の体に不安が募る。
結香は再度急ぎ足で彼女の部屋へ向かった。
−＋−
結香side
アネモネ荘の医師であるアークによれば、外傷も病気も無く ただ寝ているだけだそうだ。
直に目が覚めるらしいが。
力なく横たわるアネさん。かけられた布団は静かに上下している。
先程までアネモネ荘内の全員が詰めかけていたが、アークによってかえされた。
来たヒトみんなの目に心配の色が伺え、改めて
みんな、アネさんが大好きなんだなと思った。
今は静かだ。
なんとなくだけど、こうなったわけがわかった気がする。
先日 ある青年の縁を切った。
己が導き 今はとある神社で修行をしている。
アネさんの双子の兄にして、
アネさんの……………想い人。
きっと、長年結ばれていた縁が切れた影響でアネさんは倒れたのだろう。
僕が、切ったから。
先程までアネさんに触れていた手を見つめる。
この手で、僕は……彼女の縁まで切ったのか。
『………結、ちゃん？』
「！アネさん！」
うっすらと開けられたアネさんの瞳がこちらを向いている。
『ごめんねぇ、驚かせちゃったでしょう』
力無く微笑む彼女が痛々しく見える。
「本当だよー。僕 びっくりしちゃった！」
無理しちゃダメだからね！
襲いかかる罪悪感を隠すようにおどけて笑う。
胸が痛い。
『あはは、そうだね』
無理を否定しない辺り、かなり影響がきていたのだろう。
当たり前だ。
あんなに長い年月繋がれた縁を切られたのだから、影響が出ないはずがない。
僕の中で 紫雲が心配している気配がする。
『結ちゃんも無理しちゃダメだよ』
「え」
『笑顔、引きつってるよ』
彼女の指摘に僕の息が詰まる。
どうして分かった？
ポーカーフェイスには自信があるはずなのに。
僕が黙っていると、アネさんが口を開いた。
＊
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ちゃっぴー(プロフ) - エスカルゴさん» 褒められた！素直に嬉しいです！ネタとリクエストはいつでも受け付けてます！ (2019年8月7日 23時) (
レス) id: 77bb05bd52 (このIDを非表示/違反報告)
エスカルゴ(プロフ) - ネタ使ってくださってありがとうございます！！！ めっちゃよかったです！ (2019年8月7日 23時) (レス) id: d6c730a35c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぴー(プロフ) - SNo catさん» ありがとうございます！大切にします！他にご要望とかありましたらいつでも仰ってください！ (2019年8月4日 19時) (レス) id: 77bb05bd52 (このIDを非表示/違反報告)
SNo cat(プロフ) - ちゃっぴーさん» 全然OKです！でも今の歪よりちょい言葉使いが荒くしてくださると助かります。 (2019年8月4日 18時) (レス) id: fcae8a0a34 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぴー(プロフ) - SNo catさん» 突然ですみません！歪様を風綺譚の話に出させて頂きたいのですがよろしいでしょう？時代的に難しそうなら諦めます… (2019年8月4日 16時) (レス) id: 77bb05bd52 (このIDを非表示/違反報告)
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