浮浪鬼 参【薄桜鬼 × 鬼滅の刃】

参 ページ14

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「貴様は本当に女なのか？」
『それは酷すぎますよ蛇柱様』
ボクと蛇柱様が睨み合い。少し離れた所で不死川くんが傍観している。

何故こんなことになったのか、それは



『柱様を差し置いてボクだけひと部屋なんて有り得ません。
ボクも二人と同じ部屋にしてください』
この一言から始まった。

「何故 女である貴様と同じ部屋で過ごさねばならん。ただでさえ一般隊士とで妥協しているのに」
『でしたら、不死川くんとボクでひと部屋にしましょう「馬鹿か！貴様は！？」「ｶﾞﾀｶﾞﾀ！！」ぅおっ！』
蛇柱様は抜刀しそうな勢いで声を荒らげてくるのもそうだけど、
傍観していたはずの不死川くんがずっこけたことに一番驚いた。

『この一ヶ月ずっと同じ場所で野宿してたんですから同じで「「違うわ！！/違います！！」」…ゎーぉ』
どこで意気投合したのってくらいの同じ動きで凄んでくる二人に思わず後ずさり。
てか不死川くんなんでそんなに必死なの。
このひと月 目も合わせてくれなかったのに。

結局、おツルさんの計らいでひとり一部屋 宛てがわれた。
元々 この場に鬼殺隊が来ることは滅多に無いらしく部屋は有り余っているみたいで支障はないとおツルさんは言っていた。
なんか、申し訳ないな。
頭を下げると彼女はのほほんと微笑みを返してくれた。癒し。

後ろで安堵の息を吐く二人がいたとかなんとか。



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