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「本当は･･････。
本当はお前が替わりにパクられてくれねぇかと頭を下げに来たんだ。
卒暴で暴れてくれれば組織の目はお前に向くだろ? 」
眉を寄せた申し訳ない顔を上げたカシラ。
表情とは裏腹に内心ホッとしていた。
身代りになって欲しいなんて
隆二の顔を見てしまえば口が裂けても言えなかったからだ。
「任せろよ。 俺がド派手に暴れてやっからさぁ〜? 」
「でも、流翔の時間は動いてんだぞ? 本当にイイのか? 」
隆二が捕まれば少年院に入院するのは確定だろう。
入院期間は１年半くらいだろうか。 その間ルカちゃんは自由だ。
「お前さぁ? ルカちゃんが尻軽女だとか思ってるワケ?
たかだか二年ねぇくれぇだろ〜? 何の問題もねぇ 」
カシラは立ち上がった。 軋む扉を引き踵を返した。
「すまねぇな 」 頭を深く下げる。
謝罪ではなく、自然な敬意から出た言葉と行動だった。
「まぁさ、もし俺が帰ってきてルカちゃんに男が出来てたら?
そん時は死んでもお前の事恨み続けるけどねぇ〜 」
隆二の言葉に背を向けたカシラは 「光栄だ 」 と言って微笑んだ。
玄関で履き潰して底が抜けそうな革靴に足を通す。
カシラは振り返る事なく隆二の家を後にした。
小春日和の空には御幸が射していた。
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翔織(プロフ) - 涼華さん» とんでもないです！ こちらこそ読んでくださいまして本当に感謝と光栄です!!! ありがとうございます☆☆ (2016年6月23日 23時) (携帯から) (
レス) id: b5c9587b18 (このIDを非表示/違反報告)
翔織(プロフ) - ゆむさん» ありがとうございます☆ めっちゃ頑張ります(≧▼≦) (2016年6月23日 22時) (携帯から) (レス) id: b5c9587b18 (このIDを非表示/違反報告)
涼華(プロフ) - パスありがとうございました。更新頑張ってください！ (2016年6月23日 13時) (レス) id: 40b4684004 (このIDを非表示/違反報告)
ゆむ(プロフ) - 更新楽しみにしてます。声を大にして応援しています！頑張って下さいね(^^) (2016年6月23日 0時) (レス) id: 6e37c95cc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とお | 作成日時：2016年6月21日 13時
