第1話 ページ1
命の大樹が落ちたあの日。
いくつもの命は亡くなり、今まで見ていた綺麗な景色は、魔物がうろつき 木々は枯れて面白いほどに綺麗とは言えない景色となっていた。
デルカダール地方の渓谷の間にあると言われる村。
デルカダール王国の軍師 ホメロスに燃やされたその村は、ホメロスとともに双頭のワシと呼ばれていた相方の英雄グレイグによって、生き残ったもので手を手を取り合いながら生活する、最後の砦となった。
本棚に入っていた本を閉じて一息つく。
海辺にあるこの家は、アラーニさんと一緒に食料を確保するため、ともに暮らしている。
世界は滅んだ後でも懲りずにアラーニさんは魚を釣ろうと今日も船を出している。
もうそろそろ帰ってくる頃だろうか。
少し古い木のドアを押すが、誰かに引っ張られたような感覚がした。
思わずバランスを崩し、何かに支えてもらっているようだ。
目の前には紫色が広がっていて、なぜか濡れていた。
「......誰？」
薄茶色の髪の毛で、瞳は透き通った水色で暖かい瞳だった。目の前の青年が首を傾げると髪を同じように靡いている。髪の毛サラサラだ......
「私はAです......筋肉がすごくて釣りをしていた人って居ませんでした？」
ずっと目の前の青年に支えられて居たが、いい加減に離れて後ろで手を組みながら立つ。
筋肉......と小さく呟くと思い当たるのか、私の手を取り、ズンズンと歩く。
外で、アラーニさんは空を眺めて居た。
「おう あんちゃん。お目覚めかい？Aも一緒だな しかし 嫌になるよな。もう朝だってのに夜みてぇに真っ暗だ。」
大樹が落ちた後、空を覆う不気味な闇は、デルカダールの国から突然湧いて出てきた。
そのせいで太陽は、隠れて農作物なども育たなくなった。
3人とも空を眺めていると、鳥のようなものがパタパタと飛んでいる。
「まずいっ！隠れろ！！」
アラーニさんがそう叫ぶと、目の前の青年は私の手を引っ張り、積んでいた箱の後ろに隠れた。
飛んでいたのは鳥ではなく魔物だった。
あまり、外に出てなかった私は、初めて見る魔物が怖かったが、震える私の手を安心させるように青年が強く握ってくれたおかげで、なんとか落ち着けた。
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KFC組を愛し隊 - ドラクエ１１の夢小説ってほとんどカミュですよね、、勇者の夢小説って何で増えないの??? (2020年9月25日 16時) (
レス) id: edd235e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
-lapis-(プロフ) - Ruiさん» 勇者無いっすよね…、私も捜し求めて来た者です！どうやら更新不可みたいですが… (2020年8月30日 9時) (レス) id: 889b96bc0b (このIDを非表示/違反報告)
Rui(プロフ) - 勇者めっっっっちゃイケメンなのに小説なくて探し続けてこの小説にたどり着きました！めっっっっちゃ続きが気になります！ (訳 新しいの作ってくだs((殴殴殴 (訳 更新してくだs((殴殴殴殴 (訳 スライディング土下座)← (2020年8月30日 2時) (レス) id: 597445a026 (このIDを非表示/違反報告)
水雨(プロフ) - 元しおり。です！アカウント変えました 多分ここで言ってもあんまり意味ないです！ 新しく作ろうとしたんですけど低評価食らって死にかけなんでちょっとふやふやです！何が言いたいかっていうと多分また更新します (2019年10月27日 12時) (レス) id: 50615c8159 (このIDを非表示/違反報告)
しおり。(プロフ) - 星空さん» コメント本当ありがとうございます〜！星空さんのお陰で更新することができました！本当に励みになります！ (2018年7月12日 21時) (レス) id: e57fd4d996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおり。 | 作成日時：2018年3月31日 18時
