隣の席が３席 私が彼と出会ったのは�� ページ4
今日は始業式と新クラスの顔合わせだけだったから、すぐに帰ることが出来た。
ゆっくりと歩いて校舎を出、校門の前で、本を読みながら、理沙を待つ。
「A！」
「おぉ、理沙。遅かったじゃん」
「ごめんごめん。案外、先生の話、長引いちゃってさー」
そう言って、理沙は顔の前で手を合わせた。
「先生、誰？」
「うちのクラスは、明石先生だよ。
喋るのが遅いし、めんどくさがってちゃんとしてくれないしで、結局遅くなっちゃった。
Aは？」
「長谷部先生」
「うわぁ、ドンマイ」
苦々しげに、理沙は顔を歪める。そんなに悪い先生じゃないと思うけど。顔云々以前に。
「クラスどんな感じ？」
本を鞄に仕舞いながら、理沙に尋ねる。
「んー、普通かなぁ。面倒くさそうな奴もいれば、テンプレみたいな優等生もいる」
そう言った後、何か思い出した様に手を打った。
「そうそう！思い出した！隣に、えーっと、なんて名前だったっけな……。
とりあえず、隣に、めちゃくちゃ不良っぽい奴がいるの！
顔がかなり厳ついし、先生の話聞く時も思いっきり寝てるし、言葉も乱暴だし！」
「え、そんな人いるの？」
この高校、そこそこ進学校だから、不良とかはいないと思ってたんだけどなぁ。
誰だろう？でも、知ってる人じゃなさそうだな。
「Aはどうなの？」
「え？」
「クラスの感じ。どうなの？イケメンとか、気になる男子とか！」
「もう、理沙は、すぐに恋話しようとするんだから！」
イケメンと言えば御手杵くんだけど、まだ、一概にはどういう人か分かんないからなぁ。
「まぁでも、大人しそうなクラスかな。
……あと、ほとんどの女子生徒は長谷部先生に一目惚れしてる」
「うわぁ、そうなんだ。ドンマイ。
気をつけてね。……長谷部先生目当ての女子の結託力は半端ないから」←
「そんな気がした」←←
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佐々木んちょ(プロフ) - 紅鮭さん» そんな風に言ってもらえて、嬉しいです！これからも頑張ってじゃんじゃん更新していきます！(｀・ー・´)b (2018年5月19日 20時) (
レス) id: 6ee39c9361 (このIDを非表示/違反報告)
紅鮭(プロフ) - ﾋｪ、文章の書きかたとかすごく好みです……。評価ボタン足りません……笑 応援してます。更新頑張ってください！ (2018年5月19日 17時) (レス) id: 6e2e2a647b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐々木んちょ | 作成日時：2018年5月14日 17時
