【募集企画】東方幻想記録物語11巻

この発狂に突っかかった貴方、東方オタクですね？　ディアボロ ページ29

「…」

巡り巡りてパレットハコニワ。
もしかして私、邪魔？
その場にいた全員が嫌そうにしてたんだが…

…でもなぁ…

同属の気配がしたんだよな、さっき。

同属…うん…

「行ってくる」

「行ってら」

私はパレットハコニワを飛び出すと、文達がいるところの近くまで移動する。
そして…叫んだ。

「I'm here―――！！！！」

…さあ、この発狂に反応する者はいるか？
その瞬間、気配がした。
ぴくっと肩が揺れて、反応する気配が2人。

−京森カノンと鬼灯真央だった。

その2人は、同時に呟いたのだ。

「「…Breaking the Silence…」」

…成程。
同属はあの2人だったのか。
まあね、サグメは可愛いからね。

…それにしても…

「…京森カノンに鬼灯真央、ねぇ…」

私は下に降りてゆく。
その場の全員が、またも静寂を破った私を怪訝そうに見つめていた。
…ねえ、
…私そんなに信頼ないの？
いやまあ、確かに前イラ厨眼鏡にも言われたけどさ。
お前トリックスターかよって。
『幻想郷のトリックスター』…。
うん、いい二つ名だ。

「うーーーーーーーーーむ…個人的には京森カノンが受けで鬼灯真央が攻めの方がしっくりくるんだ
　が…この2人なら私の好物の受けと攻めが逆転する展開もいいかもしれない。シチュはどうしよう
　か…普通に家か？それとも教室でやるのもまた…あ、神凪志貴の事忘れてた。…えーっと…うっ
　わ！これシチュによってはとんでもない事出来ちゃうよ！うん、後でイラ厨眼鏡に描いてもら
　お。これだからR作品はやめられないんだよなぁ」

そう言って、私はその場を去る。
その後、その場にいた全員が「何しに来たんだ」と呟いたのはまあわかってるだろう。

大悪魔と邂逅する巫女、物騒な事にはならない　神在月霊華→←ひとやすみ　空夜

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