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春山からの連絡が無くなって二日も過ぎた。



二日 「も」 、と言ったのは
現代の恋愛模様は、私の友人からすると
一週間以上連絡を取らない事は普通らしいから。




Aは知っている。
春山が慣れない早朝からの仕事で疲れている事を。

だから待って居たのだ。




自分から連絡するのではなく春山から連絡が来る事を。




「Aちゃん? 」 鳴った携帯。

知らない番号に声一つ発せずに耳に当てたAは
相手の声に耳を澄ませて相手が誰かを伺った。




時刻は午後7時を過ぎている。
春山を警戒する、みずは達は携帯をもう鳴らさない時間だった。




「あの・・・・・・ 」 Aには聞き覚えがある声だった。
だから訊いた。 「ママ? 」




「そうだよ 」

相手は春山の母親、流翔。




「どうして・・・・・・ 」 本当は、どうしたんですか?
そう訊きたかったのに、出てきた言葉が此れだった。




Aも流翔も互いの番号交換をしていない。
なのに何故、流翔から電話が来たのか・・・・・・。




−− 春山くん、事故にでもあっちゃったんじゃ・・・・・・ ーー



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作者名:10 | 作成日時:2016年7月16日 21時

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