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眉間にシワを寄せてリビングに入ったルカちゃんは
リュウジと目を合わせた。
そして小さく頷く。
ルカちゃんの後ろを歩く人物は
ダイニングテーブルの前で深く頭を下げた。
「そちらに座って下さい 」
リュウジが赤いソファーを指差した。
しかし
頭を上げたその人物は、顔の前で小さく右手を振った。
「ソファーなんてとんでもない 」
その人物は男性。
上下黒のスリーピースに
綺麗にアイロンがかかった白いYシャツ。
襟から下がる紺色のネクタイは
光の加減で解る、控えめな升目柄。
長めの髪を緩くオールバックしたその人物は
微笑すら浮かべる事なく
ソファーを挟んだ硝子製のテーブルの前に立った。
春山は動く事なくダイニングテーブルに座ったまま。
リュウジは、一つ小さく溜め息を吐いて
椅子から立ち上がる。
ルカちゃんはキッチンに向かった。
お茶の準備でもするのだろう。
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ルナ(プロフ) - 翔織さん» ほんとにすみません!!そしてありがとうございます!!! (2016年1月7日 0時) (レス) id: b23922f233 (このIDを非表示/違反報告)
翔織(プロフ) - ルナさん» とんでもないです! 私が本当にすみませんですm(__)m (2016年1月6日 18時) (携帯から) (レス) id: b5c9587b18 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - すみません!!! (2016年1月5日 2時) (レス) id: b23922f233 (このIDを非表示/違反報告)
翔織(プロフ) - ルナさん» わぁ(>_<) まじですか(>_<) どうしてだろう(>_<) るな様が見れないなら意味ないです(>_<) 友達限定は見送りますね!! (2016年1月5日 1時) (携帯から) (レス) id: b5c9587b18 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - この間友達限定で見れなかったんです!!!わたしもわからないです、、どーしたらいいのか、 (2016年1月5日 1時) (レス) id: b23922f233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翔織 | 作成日時:2015年12月30日 22時