３ ページ4
・
「そうだな。 何があったのか知りてぇし 」
と言った春山に、それは違うと口を挟むリュウジ。
「何が違ぇんだよ 」
「理由なんて俺等は知らなくて良いだろ?
そのうちさ･･････時が経てば笑い話みてぇに
Aから話してくれるんじゃねぇの? 」
それまで待とう。 リュウジが微笑んだ。
修羅場現場に一人取り残されたAを気遣う
リュウジなりの優しさだった。
何があったのか、今知ってしまえば
同情してしまいそうだったから。
同情して傷物扱いをしてしまえば
更に傷付けてしまうのではないか。
そう思ったからだった。
「それっていつだよ 」
「さぁね? 知らなくて良い事も沢山あんじゃね?
勿論、知るべき事も沢山あんだろうけどさ?
今お前がAに何をすべきか考えろよ 」
何をすべきか･･････
春山が出した答えは･･････
一緒に居ること。 それ以外思い浮かばなかった。
テーブルの上に乗せた腕。
その先の拳を握ると痛みが全身を襲う。
しかし、その痛みは
Aの傷心より、ずっとマシなのかと思った。
自傷行為は好きではない。しかし･･････
今は自分が痛みに耐える事で
何となく辛さを分かち合えた気がした。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 108人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルナ(プロフ) - 翔織さん» ほんとにすみません！！そしてありがとうございます！！！ (2016年1月7日 0時) (
レス) id: b23922f233 (このIDを非表示/違反報告)
翔織(プロフ) - ルナさん» とんでもないです！ 私が本当にすみませんですm(__)m (2016年1月6日 18時) (携帯から) (レス) id: b5c9587b18 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - すみません！！！ (2016年1月5日 2時) (レス) id: b23922f233 (このIDを非表示/違反報告)
翔織(プロフ) - ルナさん» わぁ(>_<) まじですか(>_<) どうしてだろう(>_<) るな様が見れないなら意味ないです(>_<) 友達限定は見送りますね！！ (2016年1月5日 1時) (携帯から) (レス) id: b5c9587b18 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - この間友達限定で見れなかったんです！！！わたしもわからないです、、どーしたらいいのか、 (2016年1月5日 1時) (レス) id: b23922f233 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：翔織 | 作成日時：2015年12月30日 22時
