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「ワイルド〜・・・・・・ 以外に言い様ねぇなぁ 」
首を傾げるルカちゃんは学がない。
中学はぶじ卒業をしたが、それは義務教育。
登校拒否をしようが、頭が悪かろうが卒業出来る。
そして母親になった今でも、小説を読むでもないし
新聞を読むでもない。
故、言葉知らずだ。
ワイルド。 その言葉にムッと首を捻る春山。
「両親は? 居なかったから連れて来たのか? 」
リュウジが聞いた。
「そう誘拐してきた。 マズったか? 誘拐。
でも修羅場の後みてぇな家に一人でよ・・・・・・
そんな家に一人で置いとけねぇだろ? 」
泥棒が入った後の様なリビング。
割れた皿に、穴の開いた壁。
ルカちゃんやリュウジは昔、よく見た光景だった。
でもそれは、親がやった物ではなく
思春期の抵抗であり反抗が作り上げた産物で
Aの家と、主旨が全く違うものだった。
「誘拐なら身代金要求しねぇとなぁ 」
そう言ったリュウジに 「金の問題じゃねぇだろうが 」
目くじらを立てる春山。
「誰も金の要求をしようなんて言ってねぇじゃん?
Aへの謝罪の要求だよ!
Aの携帯、お前気にかけとけよ?
そのうち両親どっちかから連絡来るだろ? 」
自分達は何があったのか知らなくても
娘だからと言って、謝罪一つされない。
理由も解らず、ただ連れ戻される。
リュウジは、それが嫌だった。
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ルナ(プロフ) - 翔織さん» ほんとにすみません!!そしてありがとうございます!!! (2016年1月7日 0時) (レス) id: b23922f233 (このIDを非表示/違反報告)
翔織(プロフ) - ルナさん» とんでもないです! 私が本当にすみませんですm(__)m (2016年1月6日 18時) (携帯から) (レス) id: b5c9587b18 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - すみません!!! (2016年1月5日 2時) (レス) id: b23922f233 (このIDを非表示/違反報告)
翔織(プロフ) - ルナさん» わぁ(>_<) まじですか(>_<) どうしてだろう(>_<) るな様が見れないなら意味ないです(>_<) 友達限定は見送りますね!! (2016年1月5日 1時) (携帯から) (レス) id: b5c9587b18 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - この間友達限定で見れなかったんです!!!わたしもわからないです、、どーしたらいいのか、 (2016年1月5日 1時) (レス) id: b23922f233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翔織 | 作成日時:2015年12月30日 22時