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北「璃月の英雄と本大会の台風の目、勝つのは一体どっちだ?」



台風の目とされる男性は動きが素早く、こちらに近づいてきては、大きな拳を振り下ろす

その速さに慣れるまで、逃げることしかできない


男性の名前は確か…戒世…だったかな



戒「賞品に…興味はない…お前が強ければ、それで十分だ」



だんだん速さに慣れてきたのか、お姉ちゃんは間合いに入って剣を入れる

ただ、怪我はさせたくないようで振りが甘い

そして最後の一撃を入れる

すると、勝敗はついた



戒「汗がたくさん出た、悪くない。認めよう、お前の方が強い。まだまだ鍛錬が必要だ」


蛍「そっちこそ凄いよ」


パ「そうだな、さっきは危なかったぜ…もしお前が神の目を持ってたら、きっともっと凄かっただろうな」


戒「小さい頃、神の目が欲しかった。それを手にすれば、強くなれると聞いてな。
  だが、手に入らなかった。それからは、興味もなくなった。神の目よりも筋肉の方が使える。
  神の目を持つ者にも勝ったことがある。あの力は神が与えたもの、羨ましくはない」


パ「えっ?あの主なき神の目のために来たんじゃないのか?」


戒「いや、ただ勝負がしたかっただけだ。誰が強いか、試しにな。敗北のみが、力の差を知らせ、成長させる。
  だから嬉しいのだ、稀に味わえる敗北が」



その言葉にパイモンは手をたたき感心する



パ「これこそ、本当に実力のある人が言うことだな」


戒「機会があれば、また勝負しよう。俺ももっと強くなる」


蛍「こっちもね」



そう言い残して去ろうとした戒世をパイモンが引き止める



パ「そうだ、決勝に進んだ人を知ってるか?おまえより強いのか?」


戒「俺より強いかどうかは分からない。ただ、とてつもなく「速い」と聞いた。
  油断はするな」



今度こそ戒世は会場から去って行ってしまった



パ「おい…行っちゃった…とりあえず、観客席にいるAと合流しようぜ」


蛍「うん」



観客席に向かってAを探していると、前からAが『おめでとー!』と言って抱きついてくる

私はびっくりしてAと一緒に倒れてしまった



蛍「もう、危ないよ」


『結構危なかったけど、勝ててよかったね!(*´꒳`*)』


蛍「そうだね。でも、みんな見てるから、一回どこうか」


『え?』



私の上に乗っているAがポカンとした顔で、あたりをキョロキョロする

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年9月14日 21時

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