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ｳｪ「「風」元素の濃度が、この弦にはまったく足りていないんだ。蛍、A。
君たちは、トワリンの涙の結晶をちゃんと保管してるよね？」
蛍「うん」
『一つも失くしてないよ』
ｳｪ「よしっ、それを天空のライアーの上に落としてみてくれ」
蛍「任せて」
私は自分が持っている涙の結晶をお姉ちゃんに渡して、お姉ちゃんはライアーの上に
ポチャンと落とした
すると、ライアーは少し光り輝いた
ｳｪ「よし、想像通りだ」
ジ「何だか…どんどん若々しくなっていく感じがする」
パ「団長も一緒にか？」
『(それはないでしょ！？なんで団長も若返るのよ)』
ジ「…天空のライアーの話だ」
『(ちょっと怒ってらっしゃる…)』
ｳｪ「蛍とAが結晶を浄化してくれたおかげで、何とか天空のライアーの「風」元素がこれ以上枯れることを
防いだ。けど、満タンになるまでまだまだ足りないね。トワリンの涙がもっとあれば…」
蛍「手伝うよ」
『どうやって涙の結晶を集めるの？』
ｳｪ「今でも、トワリンは泣いてる。苦しみを抱えて、ひと気のないところでね…」
ジ「トワリン…」
パ「かわいそうだな…」
ジ「これは栄誉騎士と風流騎士だけが抱える問題じゃない。私たちもすぐ行動に移そう。
涙の結晶を入手したら、また蛍とAに浄化を依頼させてもらおう」
蛍「任せて」
『頑張ります』
ｳｪ「うん…いいね。英雄たちが互いを信じ、一緒に旅に出る展開、最高だ。
この曲でみんなを見送ろうかな…」
パ「おい、おまえ…サボって口だけ出すつもりか？」
ｳｪ「弦を弾くのには、手も必要だけど？」
パ「うぅ、ムカつく」
『ま、まぁまぁ…』
パ「よし…決めた、おまえのことを「吟遊野郎」って呼ぶぞ！」
『パイモン〜…』
デ「こんな手探り状態での捜索、あの「ファデュイ」との競争を思い出すな。
半年前、とある盗賊が四風神殿の「東風」遺跡からある宝物を盗掘し、市場に流した」
パ「お〜、なんだなんだ。バルバトスが使ってたコップとかか？」
デ「いや、本当にそんなものがあるなら、それはそれですごいが…その時、発掘されたモノは、現存する遺物の中で
最も貴重かもしれない。
その宝とは、風神の「息」が入った小瓶だ」
パ「そういう形の遺物もあるんだな…」
デ「芸術的美に溢れたそれを、当然僕は手に入れたいと思った」
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ゆっきーぷ - 星さん» ありがとうございます！とっても嬉しいです！ (2022年8月13日 21時) (
レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2022年8月13日 19時) (レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきーぷ | 作成日時：2022年8月7日 22時
