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section 4 ページ19

すると、確かに大きな塔のようなものの屋根にポッカリと穴が開いてしまっている



ウェ「うん…あそこの風域は利用できるかもしれない」


パ「うん、回り道になるけど、行こう」


ウェ「うん、回り道になるけど、行こう」




『(???。なんでウェンティはパイモンの言ったことを繰り返したの???)』


“ほっとけ”


『(え!?……は、はーい…)』



私は少し気にしつつも、横の階段からさっき見えた塔のところまで登っていく



パ「この廃墟に、アビスの魔術師が隠れてたりしないよな?も…もし出くわしたら、そこは勝ったことのある
  ディルックの旦那に…」


で「相手を甘く見ない方がいい。あっ、いや…これは別に自分の腕を自慢したいわけじゃない。
  あいつらには、予想外の手が残されているかもしれないという意味だ」


ウェ「そうだね。だからボクも君たちと共に行動すると決めたよ。君たちの安全のためにもね。
  はぁ、ボクってばホント真面目すぎ、詩人には向いてないよ」


パ「龍の涙探しには全然参加しなかった上、ずっと酒場にこもって酒を飲んでたくせに。
  どこが真面目なんだよ、うそつくな!」



そう言っている間に、塔の前の風域に来て、そこから塔の中に入る



ウェ「これ以上は行けないね。この遺跡には古い封印が施されているみたいだ」


パ「これもトワリンの仕業か?」


ウェ「違うよ。この廃墟は古代都市で、トワリンが一時的に身を置いているに過ぎない。
  廃墟自体、「四風守護」の時代よりもずっと古いものなんだ。
  モンドは王のいない都市だったけど、モンドができる前は…ある暴君がここを統治していたんだ…うん…
  機会があったら、君たちにもその物語を聞かせるよ」


デ「こういった封印は…僕の知る考古学の知識からすると、「導光装置」が鍵になるはずだ。
  散らばった全てのパーツを元に戻せば、導光の儀式を完了できるだろう」


ジ「見たところ、導光の儀式が行える状態まで、そうかけ離れてはいはないようだ…まずはパーツを設置して、
  また様子を見てみよう」

2話 導光の儀式〜青の姿のために〜→←section 3



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ゆっきーぷ - 星さん» ありがとうございます!とっても嬉しいです! (2022年8月13日 21時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
- 小説とても面白いです!更新頑張って下さい! (2022年8月13日 19時) (レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年8月7日 22時

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