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section 3 ページ18

ウェ「普通、こういう雑用は詩人がやることじゃないんだけど…」



そう文句を言いながらも戦うウェンティ

ウェンティは弓を扱う。その上、風元素となると支援が得意のようだ



ジ「…しかし、どういうことだ?「風流廃墟」の周りに、ヒルチャールの巣などなかったはずだ…」



みんなそれぞれにヒルチャールを倒し、ついに最後の1体も倒した



ウェ「ふぅ……ヒルチャール…普通は元素濃度の高いエリアでしか活動しないんだけど。ここにいたら、体への負担が
  大きいはずなのに…」


『……』


デ「アビス教団が裏で手を回したんだろう。しかし、僕たちがここに来ることに確証はなかったはずだ。
  僕たちの行動を阻止するため、おそらく教団はあちこちに兵を投下している」



『(……部下を捨て駒みたいに…)』


“気に入らんか?”


『(だって、私たちがここに来る確証なんてないのに…!だって私たちがここに来なかったら訳もわからず、
  ここで永遠と苦しむ……そんな兵の使い方…気に入らない)』


“もともと怪物なんじゃ。奴らは自分が生きるために生存しているだけ。情をかけるだけ無駄じゃ”


『(それでも…!)』


“怪物にまで情をかけておると、いつかそれが命を落とす引き金となる”


『(!……)』




ウェ「じゃあ、早速———今回の観客は「風」だけだし、弦を弾くスピードを速めてもいいよね」



そう言って、ウェンティがライアーに手を置く

いつもより少し早いそのメロディで、旋律が描かれる

その旋律は空へと舞い、暴風の障壁を壊す


その衝撃で、強風がこちらに向かってくる



パ「わっ、本当に進めるようになった!おまえもたまには役に立つんだな、吟遊野郎」


ジ「ここからが本当の「風龍廃墟」だ。
  みんな気をつけてくれ」



慎重になりながら、風流廃墟の内部へと進む



パ「ここが風流廃墟の「正門」だな」


『大きいね…』


パ「オイラたちにとっては巨大だけど…トワリンみたいな大きな体で、どうやって巣まで戻るんだろうな?」


ウェ「人みたいに歩くのではなく、彼は飛べるからね」


パ「…おまえ…そういうことにしとこう」


『じゃあこの正門…いる?』



正門の前に着く



パ「行き止まりだな」


ウェ「行き止まりだね」


パ「なぁ…あそこの屋根、でっかい穴が開いてないか?」



パイモンがそう言って空を見上げる

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ゆっきーぷ - 星さん» ありがとうございます!とっても嬉しいです! (2022年8月13日 21時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
- 小説とても面白いです!更新頑張って下さい! (2022年8月13日 19時) (レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年8月7日 22時

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