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ウェ「それでも暴風の障壁を突破して、「風流廃墟」の内部にいくには十分だ」
デ「つまり、
僕は異論ないが…戦いを回避したいと言っているのはジンだ」
ジ「いや、選択肢がない以上、私がその責任を背負う。もし、
私が先陣を切る騎士となろう」
ウェ「———大丈夫。まだその段階までは行ってないよ」
デ「ん?」
ジ「ウェンティ殿、それは…」
ウェ「つまり、天空のライアーは切り札じゃないってことさ。
本当の切り札は———蛍、A。君たちだよ」
パ「蛍とAが?」
蛍「腕が立つから?」
『涙の結晶を浄化したから?』
ウェ「Aが正解。まあ、腕が立たないと言ったら…嘘になるけど。でも今はそこじゃないんだ。
君たちは、もっと貴重な能力を持っているんだ。涙の結晶にあった不純物とトワリンを取り巻く呪いは、
おなじ類の邪悪なる力だ。だからさ———」
パ「吟遊野郎、それは危ないだろ!トワリンが激怒した時のことを思い出してみろ。動く前にトワリンに
食われるぞ!」
蛍「みんなの力が必要だ」
『それに大丈夫だよ。トワリンは優しい子だから(^^)』
パ「?」
デ「…ふっ。面白い計画だ、やってみる価値はある」
ジ「私も共に行くぞ、栄誉騎士、風流騎士」
パ「敵は…アビスの怪物と龍!威圧感がすごそうだな」
デ「人間にだって人間の本気がある。さあ、行こう」
ウェ「よし———英雄の詩篇もいよいよ決戦の章だ」
ある程度準備を整えてから、ジン団長とディルックさんに風流廃墟への案内頼んだ
その案内通りに行くと、本当に廃墟のような場所で、その先には大きな暴風の障壁があった
パ「暴風の障壁だ!うわぁ…もし、これに巻き込まれたらケガじゃすまないぞ」
ウェ「ボクに任せて。今は普通のライアーしかないけど…これくらいの風の障壁なら、「天空」を使うまでも
ない———って、ん?何あれ?」
ウェンティが驚いたような顔で見つめる先には大きな盾を持ったヒルチャールが
何体もいた。大きのが1つ、小さいのが4つくらいだろうか
その団体がだんだんこちらに近づいてくる
『あれは…ヒルチャール!?』
ジ「敵襲だ!全員戦闘準備!」
ジン団長がそう声をかけ、みんな構える
ウェ「あーあ、演奏の前のまずはお掃除からだね」
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ゆっきーぷ - 星さん» ありがとうございます!とっても嬉しいです! (2022年8月13日 21時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説とても面白いです!更新頑張って下さい! (2022年8月13日 19時) (レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年8月7日 22時