section 3 ページ13
『確かに…』
パ「なるほど、海風、もしくは高いところを吹く風、だな？
うーん、演奏に向いてるところは…」
蛍「崖？」
デ「星落としの湖から東、砂浜の南に山地がある」
パ「…あっ！こないだおまえが寝てた砂浜だよ」
『あ〜！』
デ「山が伸びる方向に沿って登ると、星拾いの崖というところに着く。
詩人、君が希望する海風も高いところを吹く風も、そこでなら条件を満たせるだろう」
ｳｪ「ふむふむ、星拾いの崖ね……確かにいいところだね。ボクの歌声に相応しいよ」
ジ「では、準備して星拾いの崖に集合しよう。
みんな、遅刻しないように」
パ「了解だぜ、団長！」
ジ「あっ、すまない、つい…」
『ふふっ(^^)』
太陽が傾き出す夕刻…そう約束し、皆それぞれ準備に向かった
私たちも最高の状態で出発し、約束通り、夕刻に星拾いの崖についた
そこにはもうみんなの姿があった
みんな早いなぁ〜
デ「よし、揃ったな」
パ「ここ、景色が綺麗だな」
確かにパイモンが言う通り、夕陽に染まった街の姿が
儚い夢の終わりを告げる街のようで神秘的だった
ｳｪ「「運命の再会」というテーマに相応しいでしょ？
じゃあ、そろそろ準備を始めるよ」
ジ「ああ、どんな結果が待ち受けていようと、少なくとも転機は見えてきた。ここ最近、モンドは様々な問題を
背負いすぎた…」
デ「だが、まさか問題を解決してくれるのが旅人と詩人になるとはな。
…ああ、騎士団も少しは役に立ったか」
『(ディルックさんは相変わらずだな…(-_-;)』
ｳｪ「はいはい、みんな少し離れて———この世で最も優れた吟遊詩人が琴をつま弾くよ」
そう言ったウェンティは崖の先の方に歩いて行き、天空のライアーを優しく弾き始めた
とても優しい音色で聞き入ってしまうほどに
すると地響きが鳴り、崖の下から風魔龍———トワリンが現れた
トワリンが現れたのと同時にものすごい強風で、目が開けられないほどだった
するとトワリンがゆっくり降りてきて、崖の先にいるウェンティに話しかけた
ト「君か…今さら…話すことはない…」
ｳｪ「そうかい？ボクの見間違いだったのかな？君の目は、この曲を懐かしんでいるように見えるよ…」
ト「フン…」
ジ「本当に、話が…」
すると、遠くから氷の矢が飛んできて、それが天空のライアーを貫いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆっきーぷ - 星さん» ありがとうございます！とっても嬉しいです！ (2022年8月13日 21時) (
レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2022年8月13日 19時) (レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆっきーぷ | 作成日時：2022年8月7日 22時
