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デ「なにせ「ファデュイ」はモンドにとって…厄介な異国の客人だからな。
僕たちはトラブルを起こしにきたが、面倒なことは避けた方がいいだろう?」
ガチャ
変装(ファデュイの仮面)も完了した私たちは、酒場を出て、ファデュイの隠れ家に向かった
しばらく平原を駆け抜け、ファデュイの隠れ家は岩の隙間にあったので、入るのも見つけるのも大変だった
体を横にして、なんとか入ると、中はとても広かった
昔の工場のような内装で唖然とした
けれど、今はそれどころではないと思い、仕切り直しをした
『よーし!天空のライアー奪還作戦開始だ!』
蛍・パ「「おー!」」
『(ひさしぶりに張り切っちゃおっかな♪)』
“あまり本領発揮をしすぎるでないぞ。ファデュイに勘付かれでもしたら面倒じゃ”
『(大丈夫だって♪ちょっとくらい本気出しても、強い客人としてしか認識されないはずだから)』
“お主はあまり能力は使わないじゃろう?いつもしていないことをして、倒れでもしたら迷惑になる。
それを頭に入れておくのじゃぞ”
『(はーい♪)』
“はぁ…まったくもってわかっておらんな”
もちろんファデュイの隠れ家なので、守衛はいるし、怪物もいた
それらを順調に倒し、最後の一人となった
守「うわっ…た、食べないでくれ!———んっ、あれ…人間?」
『(第一声がそれ…?)』
守「この辺の見張りが…全員倒されたもんだから…「アビス教団」の怪物が攻めてきたのかと思ったぜ…」
蛍「命をもらいにきた」
守「ひぃっ———」
『ボソ ちょっ!お姉ちゃん!何言ってるの!?』
蛍「ボソ いいのいいの。こういうのは脅して情報を聞き出さなきゃでしょ?」
『ボソ 本当に大丈夫かなぁ…』
蛍「ボソ お姉ちゃんに任せておきなさい」
『……』
守「やめてくれ…!そうだ、貴重な情報を教えてやるから!なっ!」
『(そんなの簡単に教えていいわけ…?そういうのは大体墓場まで持ってく精神でそこにいるんじゃないの?
結構怖がりだね…)』
守「実はモンドの至宝「天空のライアー」が、この通路の奥に隠してあるんだ」
『(あ…本当に正直に言っちゃうんだね。嘘を吐くかと思ったけど…)』
守「秘宝を保管する場所に入るには鍵が必要だ…鍵が欲しいならこの先だ、オレは持ってないから、こっちに
来るなよ!」
『(すごい怖がり…ちょっと面白いかも(笑))』
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ゆっきーぷ - 星さん» ありがとうございます!とっても嬉しいです! (2022年8月13日 21時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説とても面白いです!更新頑張って下さい! (2022年8月13日 19時) (レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年8月7日 22時