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ア「だがエルマイト旅団がゴミと見なしたものは、一般人や教令院の不運な学生たちの
役に立つことがある」
エルマイト旅団がゴミと見なしたものってことは…お金稼ぎの情報以外って考えた方がいいのかな
ア「俺に言えるのはこんなところだ」
蛍「最近教令院がある物を失くしたって聞いた」
ア「君たちの本当の狙いはそこなのか…」
『その情報を知りたい』
ア「現状の取引では、その質問に答えるのには値しないと思うが」
えー……それがクラクサナリデビに関する情報かもしれないのに…
どうしよう…
『つ、追加条件を相談できるかも』
蛍「何をすればいい？」
そう言うとアルハイゼンは呆れたように言う
ア「まだ諦めないんだな…いいだろう、人が少ない場所で話そう」
私たちはアルハイゼンについて行く
これはアルハイゼンとの大切な取引なんだから…慎重にならなくちゃね
アルハイゼンは人気のない物陰に向かう
ア「さあ、さっきの話の続きをしよう。教令院の失くした缶詰知識に関する情報を知りたいなら、あることに
協力してくれ」
蛍「何？」
ア「ある人のところに行って欲しい。ドリーという名の商人だ」
『商人…？』
ア「ああ、ゴミの缶詰知識しか持っていない商人とは違い、彼女はよく本当に良いものを手に入れているんだ。
利益がでる限り、彼女は何を売るのも恐れない、という人もいる」
裏っていうか闇の商売ってやつ…？
ア「彼女は教令院の人を警戒している———貨物のほとんどが、教令院の管制に合わないものだからな。
だが、俺は彼女のブラックリストに載っているかもしれない。彼女御用達の情報屋にあったことはあるん
だが、誤魔化された」
まあ、アルハイゼンって教令院の上の方の人に見えるもん……服装からっていうか、目の付け所が偉い人なんだよね…
ア「ドリーのお客になって、彼女の信頼を得てほしい。これが今後、協力を続けるための条件だ」
パ「なんでオイラたちをそいつに会わせるんだ？」
ア「事が成るまで、君たちに引き続き質問する資格はない」
これは…やるしかないよね
パ「うぅ…わかったよ、じゃあオイラたち、どうすればいいんだ？」
ア「君たちはスメールに来たばかりの外国人だから、ドリーにとっては安全な顧客のはずだ。
俺から、情報屋の住所と連絡を取るための暗号を教える」
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作者名：ゆっきーぷ | 作成日時：2022年12月18日 23時
