第６話 ページ7
真「それもそうだが、Aは別に嫌がってはいない。
よしんば、そうであればとっくに俺を突き飛ばして逃げている。」
それができたら苦労はしない。というか、さっきやってみたのに動かなかったし。
何にも分かっていない弦一郎さんに苛立ってしまう。
「私が、今の弦一郎さんを受け入れていると思ってるんですか？！こんなことされて、嬉しいわけないですよっ！！！
逃げようとしても、逃げられなくしてるくせに！！！」
私が本気で訴えているのに、彼の表情は何ら変わらない。
真「逃げたいなら本気で抵抗しろ。そうしない時点で、お前はまだ俺のことが好きなんだろう？
いい加減認めんか。」
...あぁ、もう何いっても変わらないんだ...。それなら、もう遠慮なんてせずに言っちゃおう。
私は自分の拳を握りしめる。
「弦一郎さんの、わからず屋っ...！！！大っ嫌い！！！！」
静かな空間に私の声が響く。ショックを受けているのか、弦一郎さんは何もしゃべらない。
柳「片渕...。」
しかし、こんなのをいったところで彼は止まらない。ニヤリと口角が上がる。
真「あれほど俺に好きといっておいて、今さら嫌いと言われても信じられんな。
例えお前が俺のことを嫌いだとしても、また好きにさせるまでだ。」
「じゃあ、信じられるまでいってあげますよ...！！」
ヒートアップしそうになったときに、柳先輩が仲裁に入る。
柳「弦一郎。いい加減にしろ。片渕が困っているぞ。」
続けて柳先輩が私にこそこそと話しかける。
柳「片渕、俺が弦一郎を引き付けている間に、裏口から出ろ。丸井とジャッカル達に迎えは頼んである。」
「！？と、突然、そういわれてもっ、柳先輩がっ...！！」
引き付けるなんて、柳先輩がこの家に残るってことだよね？今、弦一郎さんとの雰囲気は最悪なのに、残ったりでもしたら...！！！
心配する私に柳先輩は閉じた目のまま私を見つめる。
柳「大丈夫だ。弦一郎も俺に手を出すほど狂ってはいないだろう。」
柳先輩の言葉は、いつだってデータを基本にしているから、安心感がある。
信じよう、柳先輩を。...弦一郎さんを。
「じゃ、じゃあ...柳先輩、ご無事で...！！！」
私は夢中で裏口へと駆け出した。
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イケ柳過ぎる....！弦一郎さんが一番なのは変わらないですけど！！！！
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麗花(プロフ) - ももかさん» ももかさん！コメントありがとうございます！！仁王君はあんまりヤンデレにならなそうな人だったので！！でもまだまだ絶望に叩き落とすつもりです！ヤンデレは救いがないのが好きです！ (3月20日 23時) (
レス) id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - 全部見たけどおもしろーい！！また更新されたら見ます！夢主ちゃんに希望があってよかった、、！！ (3月20日 21時) (レス) @page31 id: 44e7241b69 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - 手塚ななさん！コメントありがとうございます！！全イケメンがヤンデレになってくれたら嬉しいですよね〜！更新頑張ります！！ (3月17日 18時) (レス) @page7 id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
手塚なな(プロフ) - ヤンデレっていいですね！！更新楽しみにしてます！ (3月17日 18時) (レス) id: 308a374679 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - わー！！！満月らすとさん！コメントありがとうございます！！ヤンデレ最高ですよね？！頑張ります！！ (3月17日 14時) (レス) id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麗花 | 作成日時：2024年3月16日 21時
