第５話 ページ6
夕方だというのに電気がついておらず、薄暗かった玄関にぱっと光が入る。扉の先にはー
真「...蓮二か。」
今、一番頼りになる人がいた。
「！！柳先輩っっっ！！！」
柳先輩がこちらに気づく。
柳「今日は遊ぶ予定だったのか？邪魔したならすまない。」
真「少し勉強をしていただけだ。...用件はなんだ？」
邪魔をされたみたいで、弦一郎さんは少しイライラしている。
柳「今、敷地の外に精市がいる。お前に部活のことで話があると。」
！！幸村先輩が...！！！！逃げられる！！！
真「そうか。幸村を呼んでくる。まっていろ。」
柳「あぁ。失礼する。」
柳先輩と入れ替わるように、弦一郎さんは玄関をあとにした。
今、ここには私と柳先輩だけ。...柳先輩なら、きっと何とかしてくれる...！！
「先輩っ！」 柳「片渕。」
お互い、同時に名前を呼んでしまう。
「あっ、ごめんなさいっ！せ、先輩から、どうぞ...。」
柳「ﾌｯ...すまない。手短に言う。
早く逃げろ。」
「！！」
柳先輩、気づいて...！！だからあんなにタイミングよく、チャイムも...？
柳「校門で二人が話しているのが見えてな。最近の弦一郎はどこかおかしい。また何か起こると思い見ていれば、片渕がここに連れ込まれるのが見えたんだ。」
「助かった...。本当にありがとうございます...！！先輩がいなかったら、私...。」
安心したら涙が出てきてしまう。
柳「これで拭くといい。...そろそろ戻ってくる頃合いだ。」
柳先輩は私にハンカチを差し出し、背中を二、三回さすってくれた。
柳先輩のハンカチで涙を拭っていると、本当に弦一郎さんは戻ってきた。
真「蓮二。幸村はどこにも見当たらなかったが？」
眉間にシワがよっている。正に鬼の形相とはこの事だ。
しかし柳先輩は動じず、私を庇うように目の前にたつ。
柳「嘘をついたことは謝ろう。...弦一郎、最近自分がおかしいことに気づいているか？」
柳先輩は直球で聞く。
柳・真「「俺はおかしくなどない。」と、お前は言う。」
データ通りの発言。全て彼には見え透いている。
真「......おかしくないだろう。普通の恋人同士だ。この位する。」
柳「恋人が泣くようなことをするのが普通なのか？」
二人の間には、もはや私が入る余地はない。というか、弦一郎さんは本当に何を言っているの...？
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麗花(プロフ) - ももかさん» ももかさん！コメントありがとうございます！！仁王君はあんまりヤンデレにならなそうな人だったので！！でもまだまだ絶望に叩き落とすつもりです！ヤンデレは救いがないのが好きです！ (3月20日 23時) (
レス) id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - 全部見たけどおもしろーい！！また更新されたら見ます！夢主ちゃんに希望があってよかった、、！！ (3月20日 21時) (レス) @page31 id: 44e7241b69 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - 手塚ななさん！コメントありがとうございます！！全イケメンがヤンデレになってくれたら嬉しいですよね〜！更新頑張ります！！ (3月17日 18時) (レス) @page7 id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
手塚なな(プロフ) - ヤンデレっていいですね！！更新楽しみにしてます！ (3月17日 18時) (レス) id: 308a374679 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - わー！！！満月らすとさん！コメントありがとうございます！！ヤンデレ最高ですよね？！頑張ります！！ (3月17日 14時) (レス) id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麗花 | 作成日時：2024年3月16日 21時
