検索窓
今日:47 hit、昨日:131 hit、合計:5,614 hit

第44話 ページ45

幸「...それじゃあ、決めていこうか。誰としたいか、希望があればいってね。」

丸「幸村くん!俺、ジャッカルとあのダブルスと試合したいぜい!!」

丸井先輩は手をあげて、金色さんと一氏さんのダブルスとの試合を希望。


柳生「まだ相手がこのペアで来るとは限りませんが...。」

ジ「いつも通り、俺とブン太はD2でいいぜ。」

幸「うん、そうしようか。片渕、まとめてくれるかい?」

「了解です。」








その後も順調に決まって、オーダー表は完成した。


幸「ありがとう。...それじゃ、各自練習に戻っていいよ。片渕と真田はちょっと残っててね。」

「えっ?...分かりました。」

精市さんの声を皮切りに、皆部室を出ていった。
残ったのは、私と弦一郎さんと、精市さんだけ。


「まだ何かありましたか?」

幸「...真田、S2は俺に譲ってくれ。」

真「!どうしてだ?」

S2の相手は確か、忍足さん...。確実に狙いに来てる...。


幸「俺は復帰したばかりだから、いきなり部長クラスと戦うのは荷が重くてね。
真田なら白石の完璧なテニス、真っ向から叩き潰せるだろ?」

いや、仮にも神の子と呼ばれる精市さんが、そんなわけないと思うけど...。
ジャージを肩に羽織り、腕を組みながらまるで命令するように言う。


真「...あぁ、分かった。」

幸「よかった。それじゃあ片渕、そこを書き換えてくれ。」

精市さんに言われるがまま、私はオーダー表を書き換える。

何が狙いだか分かったけど、そこまでする必要なくない...?会ってもないのに。


幸「...悪い芽は早めに摘み取っておかないと、でしょ。」

精市さんは心を読んだかのように呟き、じゃあ。と手を振って部室を出ていった。


「...(忍足さん、ごめんなさい...。)」

私もコートに戻ろうとしたところで、弦一郎さんが口を開く。


真「...すまなかった。」

深々と頭を下げて、それ以上何も言わずドアノブを回して出ていった。


「(あ...嫌いって言ったから...。)!これ、消していかないと!」

ボードの文字を消しながら、弦一郎さんについて考えた。
少しは嫌だってこと、伝わってくれたのかな...。

第45話→←第43話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

麗花(プロフ) - ももかさん» ももかさん!コメントありがとうございます!!仁王君はあんまりヤンデレにならなそうな人だったので!!でもまだまだ絶望に叩き落とすつもりです!ヤンデレは救いがないのが好きです! (3月20日 23時) (レス) id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - 全部見たけどおもしろーい!!また更新されたら見ます!夢主ちゃんに希望があってよかった、、!! (3月20日 21時) (レス) @page31 id: 44e7241b69 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - 手塚ななさん!コメントありがとうございます!!全イケメンがヤンデレになってくれたら嬉しいですよね〜!更新頑張ります!! (3月17日 18時) (レス) @page7 id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
手塚なな(プロフ) - ヤンデレっていいですね!!更新楽しみにしてます! (3月17日 18時) (レス) id: 308a374679 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - わー!!!満月らすとさん!コメントありがとうございます!!ヤンデレ最高ですよね?!頑張ります!! (3月17日 14時) (レス) id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:麗花 | 作成日時:2024年3月16日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。