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第38話 ページ39

柳先輩の目は見開かれ、頬は少しだけ赤く紅潮している。

「先輩...。」

ここまでしたんだ、きっと彼は約束してくれるだろう。

このヤンデレビッグスリーに対抗する手段はただひとつ。自分から行動をすること。
今、彼らが私に求めていることをすれば一時は落ち着く。

でも絶対に好きだとは言わない。言質に取られたら面倒だからだ。


...これのせいで、後々後悔することになるなんて私は知らなかったけど。


柳「あぁ...約束しよう...。」

柳先輩は小指を強く絡ませ、指切りをしてくれた。


柳「...俺からも、いいだろうか。」

「どうぞ。」

柳先輩からも、何か私に約束してほしいことがあるのだろうか、と思ったら違った。

柳先輩は私の身長くらいまで背を屈める。


そのまま私がしたように頬に軽くキスをして来た。

「っ!」

まさかやり返してくるとは思わなかったため、少し声が出る。

柳「遅れを取るわけにはいかない。...ココはまだ残しておこう。」

柳先輩は人差し指で私の唇に触れる。
そのまま頭を一撫でして、キッチンから出ていった。

...柳先輩、にかぎらず弦一郎さん以外の三人、慣れてるな...。


パッと時計を見ると時刻はもう六時になっていた。

「あ!朝練!!着替えなきゃだ...!!」

急いで着替えに向かおうとするが、昨日仁王先輩が別の部屋があるとか言ってたな〜。と思いだし、とりあえず仁王先輩を探すことにした。

手始めにまずは彼の部屋へ。二階への階段を上がる。

ー仁王君の部屋ー

「仁王先輩ー。」

仁王先輩の部屋の前へたち、コンコン、とノックをする。

すると

仁「おう、何かあったんか?」

シャツを着ている途中の仁王先輩が出てきた。

「あ、着替えてるときにごめんなさい...。なんか部屋があるとか言ってませんでしたっけ?」

仁「そういえば言ったのう...。ほれ、これもってそこん部屋いきんしゃい。」

仁王先輩は制服をポイッと渡してきて、向かいの部屋を指差した。

仁「あそこは誰も来んから。」

「はい!」

私は返事をして、すぐにその部屋へと入った。


中は普通。これといって何もない。けど、隠れたりするのにはちょうどいい部屋だと思った。

「っしょと....」

私は手渡された制服を着た。
首輪は違和感のないほどに私の髪とシャツで隠れている。

風紀検査もなにも引っ掛からないだろうな...。と思いつつ私は部屋を出た。

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麗花(プロフ) - ももかさん» ももかさん!コメントありがとうございます!!仁王君はあんまりヤンデレにならなそうな人だったので!!でもまだまだ絶望に叩き落とすつもりです!ヤンデレは救いがないのが好きです! (3月20日 23時) (レス) id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - 全部見たけどおもしろーい!!また更新されたら見ます!夢主ちゃんに希望があってよかった、、!! (3月20日 21時) (レス) @page31 id: 44e7241b69 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - 手塚ななさん!コメントありがとうございます!!全イケメンがヤンデレになってくれたら嬉しいですよね〜!更新頑張ります!! (3月17日 18時) (レス) @page7 id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
手塚なな(プロフ) - ヤンデレっていいですね!!更新楽しみにしてます! (3月17日 18時) (レス) id: 308a374679 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - わー!!!満月らすとさん!コメントありがとうございます!!ヤンデレ最高ですよね?!頑張ります!! (3月17日 14時) (レス) id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:麗花 | 作成日時:2024年3月16日 21時

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