第26話 幸村side ページ27
俺は相談なんかに乗っていたっけ...?考えても考えても、思い浮かぶのは片渕の顔だけ。
A「弦一郎さんのプレー、カッコいいですよね!幸村先輩には(試合では)負けちゃいますけど!!」
「そうだね。...真田の何が好きになったのか、聞いてもいいかい?」
俺の方が、君と一緒にいる時間は長かったはずだ。それなのに、部活でしか話していない真田の何を好きになるんだ?
A「えっと...なんか、恥ずかしいですけど...。弦一郎さんの信念は、"真っ向勝負で叩き潰すこと"
ですよね?それって、下手したら不利になっちゃうことだけど...。それでも勝ってるところとか...。
幸村先輩がいない間は、ずっと送り迎えもしてくれて!男気に溢れてて...。」
「そうなんだ...。」
きっとまだ好きになったところはあるんだろう。それがたまらなく嫌だった。
「真田のこと、内面を見て好きになったんだね。」
顔で選んだりしない彼女が、更に素敵に思えて。更に憎く思えてきた。
A「はいっ!!あ、顔も、性格も大好きですよ!!」
何か違えば、この言葉は俺に向けられる言葉だったのかもしれない...。
そう考えると辛くて、えもいえぬ気持ちが胸を競り上がってきた。
「真田が待っているんじゃない?俺のことはもういいから、早く帰ってあげな。」
こんなカッコ悪い姿、見せたくなくて。君を無理矢理帰そうとする。
A「あ、そうですね...、また来ます!幸村先輩、お大事に!!」
すこしくらい迷ってほしいなんて、わがまま過ぎる気持ちを抑えて君を見送る。
「...っ....グッ...」
人を好きになるのは、こんなにも辛いことなんだって、思い知ったよ。
それからは毎日毎日君が忘れられなくて。真田が憎くて。
そう思っていたときのこの真田からの提案。
基本的には柳が考えてくれたけど...。
君を俺のものにするチャンスだよね。
仁「いつかボロがでるぜよ。最後に勝つのは、俺じゃ。」
仁王は自信満々に言うけど。
「俺は仲間だって容赦しない。早く降参した方がお前のためだよ。」
正直この四人の中だったら、俺が勝つ確率の方が高いからね。
「それじゃ、時間もいい頃だし。またな。」
俺は浴室へと再び足を向けた。
これからが楽しみでしょうがないや。
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かなり長くなってしまいました!また夢主視点に戻ります!
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麗花(プロフ) - ももかさん» ももかさん!コメントありがとうございます!!仁王君はあんまりヤンデレにならなそうな人だったので!!でもまだまだ絶望に叩き落とすつもりです!ヤンデレは救いがないのが好きです! (3月20日 23時) (レス) id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - 全部見たけどおもしろーい!!また更新されたら見ます!夢主ちゃんに希望があってよかった、、!! (3月20日 21時) (レス) @page31 id: 44e7241b69 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - 手塚ななさん!コメントありがとうございます!!全イケメンがヤンデレになってくれたら嬉しいですよね〜!更新頑張ります!! (3月17日 18時) (レス) @page7 id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
手塚なな(プロフ) - ヤンデレっていいですね!!更新楽しみにしてます! (3月17日 18時) (レス) id: 308a374679 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - わー!!!満月らすとさん!コメントありがとうございます!!ヤンデレ最高ですよね?!頑張ります!! (3月17日 14時) (レス) id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麗花 | 作成日時:2024年3月16日 21時