第１１話 ページ12
でも...おかしいことには変わりない。
「弦一郎さんは、テニスしてる時も私のこと考えてる訳じゃないのに...？うさいぬをみつけたら、そっちに目がいってるじゃないですか...！！
それなのに、私はずっと弦一郎さんだけを見て、弦一郎さんのことだけを考えなきゃいけないんですか...?」
あまりにも自分勝手すぎる弦一郎さんに思わず腹が立ち、手を払いのける。
「もし私が、今弦一郎さんがしていることと同じことをしたとして、それでも好きで居続けられるんですか？！」
一瞬弦一郎さんはひるんだが、すぐに持ち直す。
真「テニスをしているときも、お前のことを考えている。うさいぬを見ているのはお前に似て愛くるしいからだ。
お前のことを考えていない時間など、あるはずがないだろう。そして、お前が応えてくれなくとも、振り向かせるまでだ。好きではなくなるなど断じてあり得ん！！！！」
今度は私のことをまっすぐ見つめてきた。
おかしくて、嫌いなはずなのに...。顔を見てしまうと少し恥ずかしくなってしまう。
「(！！危ない、ダメ、もう好きじゃないんだから...！！)」
愛す、と言ったのなら、お願いくらいは聞いてくれるかもしれない。
淡い希望を抱いて聞いてみる。
「私のこと、愛してるなら信頼もしてるんですよね...？なら、足のこれ、はずしてください...！！
こんなんじゃ弦一郎さんのこと、怖いとしか思わない...。」
少しだけ上目遣いで彼を見る。
弦一郎さんは一瞬目を見開いたが、願いは聞き入れられなかった。
真「それはできん。家にいるときはつけておけ。」
無理、か...。まだ逃げようとしてるのが目に見えてるよね...。
真「髪をあげろ。」
急に弦一郎さんは、部屋に入ってきた時に持っていたものを差し出した。
よく見るとそれは首輪だった。一見アクセサリーに見えるが、革でできていて所々紐を通せるサイズの穴が開いていた。
「は...？首、輪...？」
そんなものを見せられたって...。
固まっている私の心なんて知らない、と言わんばかりに弦一郎さんは私の首にそれをつけた。
真「明日からはそれをつけて俺と学校へ行こう。そうすれば危険もない。もちろん、校内でもずっと一緒だ。」
「や、やだっ！！！！私はペットじゃないっ！！それに、こんなの校則違反ですよっ？！！風紀は...！！」
反抗の声は彼の耳には届いていないらしい。
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麗花(プロフ) - ももかさん» ももかさん！コメントありがとうございます！！仁王君はあんまりヤンデレにならなそうな人だったので！！でもまだまだ絶望に叩き落とすつもりです！ヤンデレは救いがないのが好きです！ (3月20日 23時) (
レス) id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - 全部見たけどおもしろーい！！また更新されたら見ます！夢主ちゃんに希望があってよかった、、！！ (3月20日 21時) (レス) @page31 id: 44e7241b69 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - 手塚ななさん！コメントありがとうございます！！全イケメンがヤンデレになってくれたら嬉しいですよね〜！更新頑張ります！！ (3月17日 18時) (レス) @page7 id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
手塚なな(プロフ) - ヤンデレっていいですね！！更新楽しみにしてます！ (3月17日 18時) (レス) id: 308a374679 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - わー！！！満月らすとさん！コメントありがとうございます！！ヤンデレ最高ですよね？！頑張ります！！ (3月17日 14時) (レス) id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麗花 | 作成日時：2024年3月16日 21時
