第1話 ページ2
真「A...。蓮二からお前が千石のところに毎日会いに行っていると聞いたのだが。それは本当か?」
部活が終わって校門で弦一郎さんを待っていると、彼は突然そう聞いてきた。
「え、ここ(神奈川)からですか?部活もあるって言うのにそんなわけありません!柳先輩と山吹に行ったときに少し話したくらいですよ!」
先月、柳先輩に誘われて東京の山吹中の練習風景を見学しにいったのだ。
それを聞いた弦一郎さんは顔をしかめてさらに聞いてくる。
真「蓮二と山吹にいったのか?それは初耳だ。お前はここよりも山吹の練習の方がためになると思っているのか?」
「柳先輩が弦一郎さんには言っておくって...。立海のテニス部は練習がハードだけど、他の学校はどうなのかなーって気になって見に行っただけです!!!」
人目があるため、帰り道を歩きながら話すことにする。いつもなら手を繋いで帰るが、とてもそんな雰囲気ではない。
真「蓮二に丸投げせず、まずは自分で報告しにこい。そして男子テニスではなく女子テニスでもいいだろう。」
赤也君を怒鳴るような大きく響く声ではなく、私を軽蔑するように、低く静かな声で言う。
「ごめんなさい...。今度はちゃんと自分から言います...。柳先輩が、男子のデータをとりたいっておっしゃってたので...だめでした?」
最近の弦一郎さんはいつもこう。立海のテニス部以外と関わるとすぐに何をしていた?だとか聞いてくる。それはただ、クラスメイトと話していただけでも。女とか男とか関係なく。
真「そうか。ではなぜ千石と話したんだ?俺がいるのだから他の男と話す必要は無用だ。例え蓮二が千石に用があったとしても、別の場所で待っていればよい。
...まさか、他の男に目移りしたのではないだろうな?」
目は合わせていないのに、弦一郎さんはの視線がいたいほど突き刺さっているのがわかった。浮気を疑われているし、何よりこうなった弦一郎さんは面倒くさいので正直に話すしかない。
「あー、なんか話しかけられて。柳先輩は部長の...えっと、南さん、?に話しかけにいってたんです。一人になるのも嫌なので話してました!
...というか、山吹にいったこと、柳先輩から聞いてないのに何で話したこと知ってるんですか?」
私からの疑問に一瞬、眉をピクリと動かすがすぐにもとに戻る。
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麗花(プロフ) - ももかさん» ももかさん!コメントありがとうございます!!仁王君はあんまりヤンデレにならなそうな人だったので!!でもまだまだ絶望に叩き落とすつもりです!ヤンデレは救いがないのが好きです! (3月20日 23時) (レス) id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - 全部見たけどおもしろーい!!また更新されたら見ます!夢主ちゃんに希望があってよかった、、!! (3月20日 21時) (レス) @page31 id: 44e7241b69 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - 手塚ななさん!コメントありがとうございます!!全イケメンがヤンデレになってくれたら嬉しいですよね〜!更新頑張ります!! (3月17日 18時) (レス) @page7 id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
手塚なな(プロフ) - ヤンデレっていいですね!!更新楽しみにしてます! (3月17日 18時) (レス) id: 308a374679 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - わー!!!満月らすとさん!コメントありがとうございます!!ヤンデレ最高ですよね?!頑張ります!! (3月17日 14時) (レス) id: b4309dff72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麗花 | 作成日時:2024年3月16日 21時