episode8 不安 ページ8
さとみside
ころんから放たれた俺が一番聞きたくなかった言葉。
それは今まででころんが発してきたどの言葉よりも、腹が立った。
俺の味方、とか何言ってんだよ俺。ころんはころんなのに何でこっちの味方だと認識してんだ?
ころんが泣いてしまった。俺の一言で。でも、許せなかった。
ガラガラ・・・
教室のドアが開いてなーくんが顔を出した。ころんがなーくんの名前を呼んだ。
な「二人共、ちょっと話し合おっか。」
そう言ってなーくんはジェルに電話をかけた。
な「ごめんジェルくん、さとみくん教室にいなかったから先に帰っていいよ!」
分かった、気を付けて帰りや!という声がスマホから聞こえた。
な「ここじゃ誰か来ちゃうとあれだから近くのカフェ、行こうか。」
俺は何も言わず、ただなーくんの後ろでむすっとしながら歩いた。
【カフェ】
ふぅ、となーくんが席に着くところんと目が合った。
気まずい顔をしている。
さ「俺謝る気ないから、帰るわ。」
な「さとみくんがそれでいいなら良いよ。」
引き止められなかった。なんなら突き放されたことでかえって家に帰りやすい。
さっさと歩いてカフェの入り口のドアを開けた。
目の前にAが立っていた。
さ「えっ、、、」
A「何で怒ってるの?ちゃんと説明してほしいんだけど。」
思ってもみなかった展開に開いた口がふさがらなかった。
出ようとしたところで呼び止められたから店の人に変な目で見られた。
まぁいいか。
ってかなんでここにAが?と考え込んでいるとなーくんが口を開いた。
な「Aちゃんは俺が呼んどいたんだよ。」
俺がころんの前に座ってなーくんの前にAが座った。
ころんはずっと下を向いて泣きそうになっていたけど心底どうでもよかった。
こ「さとみくん、ごめん。」
さ「ん、いいよ。」
な「!?」
嘘に決まってるけど今この場でまた許さないとか言ったらヒートアップして帰れなくなりそうだから今は心の奥で煮えたぎる怒りを鎮めて外向きの言葉を並べた。
な「ほんとに思ってる?」
さ「思ってなかったら今ここにいないけどね」
と注文したアイスコーヒーを飲みながら言った。
A「じゃあ、解決?」
さ「そうだな、帰るか。」
帰り際、ころんを見るとまだ何か気になるような顔でスマホを眺めていた。
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憂@ui - うわぁああぁあああっ!!今日僕命日ですかねぇ?!わざわざコメントありがとうございます(´;ω;`) (2021年7月23日 19時) (レス) id: f2e011f80b (このIDを非表示/違反報告)
もっつぁれらちーず。 - 読ませていただきました!さ、最推しが一緒だ……!嬉しいです!さとみくんが夢主ちゃん大好きなのがすごく刺さる……。続きが気になります!作者様のペースでいいので更新頑張ってください! (2021年7月23日 19時) (レス) id: 4359323658 (このIDを非表示/違反報告)
憂@ui - うあわぁああぁあああっ!(´;ω;`)ウゥゥコメントわざわざありがとうございますぅ。。。同担拒否じゃないです、全然嬉しいです! (2021年7月23日 18時) (レス) id: f2e011f80b (このIDを非表示/違反報告)
黒野。 - ってか得意教科も一緒…これって運m((殴 (2021年7月23日 17時) (レス) id: e3414a79a5 (このIDを非表示/違反報告)
黒野。 - え、俺と推し一緒…(同担拒否ってるならごめんなさい!) (2021年7月23日 17時) (レス) id: e3414a79a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:憂@ui | 作成日時:2021年7月21日 1時