【桃】嫉妬深すぎる彼が私を抱きしめて離れてくれない！！

episode３　一時間目 ページ3

下駄箱であいつら＆Aと別れる。

あ、ころんとなーくんは同じクラスだけど。

こ「ねぇ今日はAちゃんといちゃいちゃしたの？」
な「ころん、さとみくんはAちゃんと付き合ってるわけじゃないからね？」

さ「ってかいつから俺等についてきてたん？」
と荷物を机におろしながら聞く。

こ「さとみくんが朝起きて玄関に立った瞬間。」
さ「なにそれキッショ。」

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴ったから皆一斉に席に着くけど席が隣同士のころんとはまだ話せる。

こ「今日夕方時間ある？」
さ「Aと一緒に帰るけど？」
こ「じゃあすぐ終わるからここで待ってて」

こくりと頷いたはいいが何をするのか全く見当がつかない。

もしかして告白・・・？！んな訳ないかｗじゃあ何だ？

Aちゃんのことが好きなんだよね、とか実はAちゃんと付き合ってるんだよね、とかだったら・・・
という有り得ない考えが頭をよぎった。

そんなこと絶対にさせない。Aを守らないと。

と考え事をしていると先生に当てられた。

先生「さとみさん、この問題の答え分かる？」
さ「え、2AG₂O→４AG₂＋O₂ですか。」

俺が答えるとクラスの人たちからどよめきが起こった。

先生「ちゃんと話は聞いてるのね！」

そんなに難しい問題じゃないと思うんだけどな。。。

ふと横を見ると「えー？そんなのやったっけ・・・？」という目をしたころんがこっちを向いていた。

いや習っただろ、中2の時に。ってぼそっと言うところんは

さとみくんだけやったんでしょ。と言ってきた。
何こいつムカつくわ・・・。

後でなーくんに教えてもらえ阿保。

一時間目は空回りだった。

さっきころんの言った一言が頭の中にしがみついて離れる気がしなかった。

ノートもしっかり書いたつもりではいたけど

授業が終わってもう一度見返すとあまりよく分からなかった。

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