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駅から学校へ続く道、もうジャージ来てる子が多いの。
さすがに私はいやで制服着てきたけど、髪の毛だけは気合い入れてポニーテール。
なんとなくスポーツ出来る子っぽいでしょ。
着替えとお弁当持ってきたから荷物すごいのだけがちょっと恥ずかしい。
お弁当もさ、おかず作りすぎちゃって可愛くデコるとかのレベルじゃなくなってんのよ。
お重箱みたいな四角い容器に詰めてきたからね。
翔太いないかなーってきょろきょろしてたら、見つけたのはのろのろ歩く目黒君。
私ってほんと目黒君見つけるのうますぎる。
もう特技って言ってもいいかもしれない。

「おはよー。」

駆け寄って挨拶すると、おってびっくりしてた。

「おはよーございまーす。」
「目黒君はジャージなんだね。」
「着替えるのめんどくさいじゃないっすか。」

そう言ってじーって見てくる。

「なに?」
「髪の毛結んでるのはじめて見たかも。いいっすね。」
「形から入るタイプだからさ。」

っぽい!って笑うから一緒に笑った。
イベントだからかやっぱりちょっとテンション高いよね。
私も目黒君も。

「てか荷物多くないっすか?」
「そうなのー、お弁当作りすぎたよね。」
「ははっめっちゃ気合い入ってんじゃん。」

たまに敬語がなくなる瞬間。
なんでか心地よかった。
先輩ぶってるの私なのにね。

「翔太にバスケ教えてもらったからそのお礼なんだ。」

ママと一緒に作った話するといいなーって言ってた。
仲が良いってことかと思って、いいでしょって言ったら吹き出した。

「違いますよ?A先輩が作った弁当がいいなって言ってんの。」
「なんだ、そっち?」
「荷物持ちするんで俺もお礼もらえます?」
「逆にいいの?誰か持ってくれないかなーって思ってたんだ。」

貸して。っておっきなトートバッグ持ってくれた。
私が必死に持ってきたバッグ、目黒君は軽々しく持ってて、当たり前だけど男の子なんだなーって思った。

「ありがと。」
「男なんで余裕っす。」
「すごっ!エスパー?」
「はっ?」

考えてること読まれた!と思ってびっくりしたけど、たぶん偶然。
2人して立ち止まって、お互いの顔見ながら目ぱちぱちさせてるの。
傍から見たら異常だよ。

「ふふっなんでもない。」

可笑しくて笑える。
そんなよくわからない会話しながら歩いてたらあっという間に学校ついてた。

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ちくわ(プロフ) - ゆうもさん» ありがとうございます。楽しんでいただけたら嬉しいです。 (3月26日 2時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうも(プロフ) - ちくわさん!新作待ってました( ´ u ` ) (3月25日 6時) (レス) @page8 id: f486a97741 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - miwaさん» こんばんわ。わーありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。 (3月25日 3時) (レス) @page8 id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
miwa(プロフ) - こんばんは!ちくわさんの新作また読めるの心待ちにしておりました^ ^ (3月24日 20時) (レス) @page5 id: 826c84b366 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちくわ | 作成日時:2024年3月24日 7時

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