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私、意外と才能あるかも。
バスケの。
「うまくない？」
「俺の教え方がうまいんだな。」
体育館空いてる時に地味に練習する日々。
翔太も付き合ってくれて、アキとかふっかさんとか他のクラスの子がいたりする日もあった。
「本番も応援来てくれる？」
「俺の試合とかぶってなけりゃな。」
「翔太の応援は任せてね。」
「ママに多めに弁当作ってもらってよ、それで頑張れるわ。」
「あ、じゃあ私も一緒に作ろうっと！」
もう帰ろっかって片付けて渡り廊下歩きながらそんなこと話してた。
Aママのご飯うめーのよって褒めてくれるから嬉しくなっちゃった。
「うわーサッカーも気合い入ってんねー。」
翔太越しに見えるグラウンド。
ボールを追いかける黒いシルエットの塊。
太陽が眩しすぎて誰かなんてわからないはずなのに。
きっとあれ目黒君だ。
ヘディングしてる。
「A、」
ふふっ痛かったのかな、頭抱えてる。
「A。」
「...え？呼んだ？」
隣を見ると眉間に皺寄せて変な顔してた。
「えなになに、どしたの？」
「なに見てた？いま。」
「あー目黒君ってやっぱ目立つなって。」
「...そうか？」
「目立つでしょ。」
聞いといて興味なさそうなのやめれるかな。
さっと歩き出した翔太に遅れないようについていく。
「身長かな。」
「でかいだけなら他にもいんじゃん。」
階段上りながらさっきの話の続き。
安田とか後藤とか、って１年生の名前出してる。
ごめん、その人達知らないや。
「おっきいっていいよね。私ももうちょっとほしいもん。」
「十分だろ。」
「翔太もあと３センチあったらもっともてるよ。」
「ほんっと失礼だよねー、お前。」
ぎゃはぎゃは笑って、俺は十分もててんだよって。
知ってるよ。
今日も呼び出されてた。
私がいなかったらもっとだよね。
このままでいいのかな。
翔太の幸せってここであってる？
ふとそんなこと思ったんだ。
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ちくわ(プロフ) - ゆうもさん» ありがとうございます。楽しんでいただけたら嬉しいです。 (3月26日 2時) (
レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうも(プロフ) - ちくわさん！新作待ってました( ´ u ` ) (3月25日 6時) (レス) @page8 id: f486a97741 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - miwaさん» こんばんわ。わーありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。 (3月25日 3時) (レス) @page8 id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
miwa(プロフ) - こんばんは！ちくわさんの新作また読めるの心待ちにしておりました^ ^ (3月24日 20時) (レス) @page5 id: 826c84b366 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくわ | 作成日時：2024年3月24日 7時
