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「...っわ。」
寝てた。
え、何時だ。
スマホ取り出そうと思ったら、肩にかけられてるカーディガンが目に入った。
誰？
きょろきょろして振り返ったらすぐに見つかった答え。
私が座ってるところより数段上で壁に寄りかかって寝てる目黒君。
なにしてるんだろう。
起こした方がいいのかな。
とりあえずスマホ見たらまだそんな時間は経ってなくてほっとした。
確実に授業はさぼりだけど。
翔太から【どこ？】ってメッセージ来てたからだるくてさぼっちゃったって返しといた。
どうしようかな。
寒くないかな。
カーディガンかける？
でもなんか無性に手放したくない。
すごく安心するの、これ。
そーっと隣に座って様子を観察。
「まつげながっ。」
ついつい出ちゃう独り言。
「あ、ほくろ。」
ずっと見ちゃってさすがに気持ち悪いなって目を逸らそうとしたら、一瞬口角が上がったのがわかった。
「ね、ありがと。」
起きてるのかなって思ったからお礼言ったら目閉じたままにやにやしてるの。
「起きてるよね？」
「...ばれたか。」
「目黒君のおかげでいい夢見れた。」
「そりゃよかったっす。」
ゆっくり開いた目が私を捉えて、笑ってくれた。
「しょっぴーに連絡しようと思ったら授業始まっちゃって。」
いつの間にかめちゃくちゃ仲良くなってる２人。
私もしょっぴーって呼んでみようかな。
「なんでいるの？」
素朴な疑問。
見上げる様に覗き込むとおっきな窓を真っすぐ見てた。
「屋上行けねーかなって思って。」
「わかる、１回はチャレンジするよね。」
ドラマとか漫画の見すぎなんだろうけど憧れがすごい。
屋上でご飯食べたりさぼったり告白したりされたり。
私も１年の時チャレンジしてみたけど、鍵がかかってて出れなかった。
「先生に開けてってお願いしたけど普通にだめって言われたよ。」
「屋上は出れねーしA先輩は寝てるし俺も寝たよね。」
「いや、わかんない。」
ちょっと寝たからかお腹痛いのとか忘れて、笑った。
すっきりして気分もよかった。
「なんかあったの？」
「先輩こそなんかあったんすか？」
「...なんにもないよ。」
「じゃあ俺もなんもないってことで。」
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ちくわ(プロフ) - ゆうもさん» ありがとうございます。楽しんでいただけたら嬉しいです。 (3月26日 2時) (
レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうも(プロフ) - ちくわさん！新作待ってました( ´ u ` ) (3月25日 6時) (レス) @page8 id: f486a97741 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - miwaさん» こんばんわ。わーありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。 (3月25日 3時) (レス) @page8 id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
miwa(プロフ) - こんばんは！ちくわさんの新作また読めるの心待ちにしておりました^ ^ (3月24日 20時) (レス) @page5 id: 826c84b366 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくわ | 作成日時：2024年3月24日 7時
