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「なんか俺のせいですみません。」
私達のお気に入りの場所。
中庭のベンチ。
先客もいなくて静かだった。
ついてすぐに謝って来た目黒君。
「目黒君なんにも悪いことしてないじゃん。」
「でも俺のせいでA先輩が困ってるって友達に言われて。」
「困ってるっていうか...、」
なんていうか...。
難しい。
噂されてるのがいやなわけじゃないんだよ。
「目黒飯食った？Aもさっさと食えよ。」
「あ、もう食べました。」
我関せずの翔太がパンをかじりながらそんなこと言ってる。
お弁当開くと大好きな卵焼きが入っててこんな状況なのににやけちゃった。
そしたら２人とも吹き出すからびっくりした。
「ははっお前さー、」
「ぷっ、やばいっすねうける。」
わけわかんなくて２人の顔交互に見てたら、なんか私もおかしくなってきてとりあえず笑っといた。
「A昨日バイトじゃん？目黒んち知らねーけど帰りに電車で会ったんじゃねーの？んでAんち学校からすぐだから夜だし送ってくってなったんだろ？」
「...すご、探偵なの？」
「バカでもわかるわ。」
「え？見てた？見てたの？翔太もいたの？」
「お前もう黙ってろ。」
私にそう言い放った翔太が今度は目黒君の方に向いて、こいつこんなだからさーってなんか言おうとしてる。
絶対バカにしたこと言うんだろうなって黙って聞いてたら全然そんなことなくて翔太の優しさ出ちゃってた。
「あんま深く考えねーし、ほんと基本バカなんだけど良い奴だからこれからも仲良くしてやってよ。」
「よかった、俺もバカなんで合いますね。翔太先輩とも仲良くなりたいっす。」
「あー先輩とかいらないいらない。」
「えーなんで？私は先輩って言われたい！」
うぜーって笑ってる。
目黒君も笑っててなんとなく一件落着な感じ？
「さむっ。」
「なー俺言ったよね？寒いって言ったよね？」
呆れながらも着てたパーカー脱いで貸してくれた。
今日は渡辺優しい翔太君だ。
「ありがと。」
「仲良いっすね。」
「俺こいつの旦那だから。」
「あー予鈴鳴った！時間ない！」
目黒君がなにか言いたそうにしてたけど、お弁当も食べなきゃだし１年生は遅れちゃだめだよ！早く戻りな！って先輩面して知らないふりした。
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ちくわ(プロフ) - ゆうもさん» ありがとうございます。楽しんでいただけたら嬉しいです。 (3月26日 2時) (
レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうも(プロフ) - ちくわさん！新作待ってました( ´ u ` ) (3月25日 6時) (レス) @page8 id: f486a97741 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - miwaさん» こんばんわ。わーありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。 (3月25日 3時) (レス) @page8 id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
miwa(プロフ) - こんばんは！ちくわさんの新作また読めるの心待ちにしておりました^ ^ (3月24日 20時) (レス) @page5 id: 826c84b366 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくわ | 作成日時：2024年3月24日 7時
