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好きな人を待つ時間。
あなたの好きな時間は何ですか？って聞かれたら結構上位に入ると思う。
ご飯食べたかな？甘い物がいいかな？お酒飲むかな？どんな顔するかな？とか考えてると楽しくてしょうがないよね。
「時間も時間だからなー、ディカフェがいいかな？ねー？」
１人で。じゃなくてちくわとだから余計にかけがえのない時間。
眠たそうなちくわを抱っこしながらるんるんしてるとインターホンが鳴った。
え、はやっ。
電話切ってからどれくらい経ったっけ？
モニター見るとバケハかぶった人。
私がプレゼントしたやつだーってにやにや見とれちゃってたら、【寝た？】ってメッセージ。
モニター越しにごめん、どうぞって開けるとちらって目が合って、その目が可愛くていちいち心臓がうるさい。
「遅くなったからさ、もう寝たかなーってちょっと焦ったよね。」
「え？遅かった？」
「１時間くらいかかったっしょ？」
「ほんとに？体感秒だったんだけど。」
やべーねって笑いながら当たり前みたいにリビングに行く彼を追いかける。
しっぽ振って飛びつくちくわをおっきな身体で受け止めてて、いいなーなんて思っちゃったり。
すごくすごくすごく会いたくて、会いたいって言ったら俺も。ってほんとに会いに来てくれたんだもん。
めちゃくちゃ飛びつきたいよ。
「飲んでたの？」
「うん、そうそう。サヨとね。」
「仲いいな。」
「蓮とラウール君には負けると思うよ？」
「ははっ、嬉しくねーかもそれ。」
なんでもない会話がこんなにも嬉しい。
彼がいるだけで、２人でいるだけで。
「蓮はなにしてた？」
「俺は今日は撮影だけだったよ。」
だけ。じゃない日も当然あって。
平気な顔してるけど絶対疲れてるし、わがまま言っちゃったよって自己嫌悪。
少しでも癒されてほしくてキッチンでコーヒー淹れてると後ろから肩をとんとんってされる。
「ん？」
「ぷっ。」
振り返るとほっぺにヒットする肉球。
目線だけ上げるとちくわを抱えた彼がにやにや笑ってる。
「A、ダイジョーブ。ダイジョー...っはは、だめだ、俺出来ねー！」
どっから出してるの？ってくらい高い声で、嘘でしょってつられて笑った。
「ねーねー今のちくわなの？」
「聞くな聞くな。」
「ふふっまたおしゃべりしてくれるかなー。」
子供みたいだよね。
こんなことで笑ってさ。
ただ隣に並んで私の手元に集中してる彼を見てまた笑みがこぼれた。
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ちくわ(プロフ) - minaさん» わーすごく嬉しいです。ありがとうございます。更新遅くて申し訳ないのですがもっと楽しんでいただけるように頑張りますね。 (11月26日 10時) (
レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
mina(プロフ) - 2度目の感想です！ふたりの時間がまた流れ始める予感で嬉しくて涙が出てしまいました！！雨って嫌な事ばかりじゃないんですね、、嬉しい、、！！斜め上からくる蓮くん堪らなく愛おしいです！こんなにも更新が楽しみなお話は初めてです。ありがとうございます(/ u ; ) (11月25日 6時) (レス) @page21 id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - ハニさん» ありがとうございます。コメント全く気付いていなくてお返事が遅くなっちゃいました。すみません。ゆっくりですがまた読みにきていただけると嬉しいです。 (11月20日 22時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
ハニ(プロフ) - すごく楽しく読ませてもらってます!!好みの作品で一気に読んでしまいました!更新待ってます頑張ってください!! (11月7日 10時) (レス) id: e49c92eedc (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - あき。さん» 素敵なコメントありがとうございます。気付くのが遅くなってしまってごめんなさい。もう少しだけ見守っていただけたら嬉しいです。 (10月8日 23時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくわ | 作成日時：2023年9月27日 23時
