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「Aから誘ってくるなんて珍しいね？なんかあった？」
「飲みたい気分でした。」
急な連絡でも嫌な顔しないで付き合ってくれる彼女に感謝だ。
一昨年のクリスマスに来たバー、２人とも気に入っちゃって何気にあれから常連さん。
「いらっしゃい、今日は何飲む？」
マスターにも覚えてもらってるくらい。
ユウキさん、３５歳、バツ１、脱サラしてお店はじめたとかいろいろ教えてくれて個人情報だからもういいよって笑ってたのっていつだっけ？
通い出して結構序盤だった気がする。
接客業してる方のお話っておもしろくてついつい聞いちゃうよね。
「今日はねー、今の私に合いそうなカクテル作ってほしい。」
「これはまた難しいオーダーだね。Aちゃんに合いそうなカクテルかー。」
「なにそれ楽しそう。私もそれがいい！」
むちゃぶりにもほどがあるけど、優しく答えてくれるから甘えてる。
「２つか３つくらいヒントくれる？」
「んーとね、困惑、困惑、困惑。」
「とりあえず困ってるんだね。」
「あ、あと好きだよー！って感じ。」
私のわけわからない叫びにも笑っておっけーって、彼女の分のヒントも聞いてちょっと待っててねって考えてる。
「好きな人出来たの？」
「出来たっていうか...、」
「違うの？じゃあなに、やっと仲直りした？」
「仲直りってなに？」
「え？めめと。」
いつもの間抜け顔で口ぱくぱくしてる。
ってそんなことより仲直り？
また私の知らない世界線の話？
「康二君が別れてないって言ってたもん。」
「は？そんなトトロいたもんみたいに言わないでよ。」
「最近トトロ押しだね。私も久しぶりに見たくなってきちゃった。」
「ジブリってなんで何回観ても飽きないんだろうね。」
ねーって話してたら、ユウキさんがお待たせーって持ってきてくれた。
コースターの上に置かれたグラスには黒っぽいカクテル。
「ブラックベルベットです。さっぱりしてるからAちゃん好きだと思うよ。」
「飲んだことないかも。楽しみ！ありがとう！」
「たぶん恋愛系で悩んでるんでしょ？それカクテル言葉は忘れないで的な感じだよ。悩んでるってことはもう答えが出てると思うから俺はこのカクテルで背中を押すよ。」
「うわー、今心臓痛かった。ユウキさん占い師になったら？副業とかでさ。」
「それ面白いかもね。考えておこう。」
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ちくわ(プロフ) - minaさん» わーすごく嬉しいです。ありがとうございます。更新遅くて申し訳ないのですがもっと楽しんでいただけるように頑張りますね。 (11月26日 10時) (
レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
mina(プロフ) - 2度目の感想です！ふたりの時間がまた流れ始める予感で嬉しくて涙が出てしまいました！！雨って嫌な事ばかりじゃないんですね、、嬉しい、、！！斜め上からくる蓮くん堪らなく愛おしいです！こんなにも更新が楽しみなお話は初めてです。ありがとうございます(/ u ; ) (11月25日 6時) (レス) @page21 id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - ハニさん» ありがとうございます。コメント全く気付いていなくてお返事が遅くなっちゃいました。すみません。ゆっくりですがまた読みにきていただけると嬉しいです。 (11月20日 22時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
ハニ(プロフ) - すごく楽しく読ませてもらってます!!好みの作品で一気に読んでしまいました!更新待ってます頑張ってください!! (11月7日 10時) (レス) id: e49c92eedc (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - あき。さん» 素敵なコメントありがとうございます。気付くのが遅くなってしまってごめんなさい。もう少しだけ見守っていただけたら嬉しいです。 (10月8日 23時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくわ | 作成日時：2023年9月27日 23時
