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「俺、格好良かった？」
あまりにも格好良くてメッセージ送ったんだった。
読んでそのまま電話してくれたのかな。
「もうほんとやばかったよ、めちゃくちゃ格好良かったー！テレビの前でママと騒いでたの。」
「ふはっ、ありがと。めっちゃ嬉しい。」
「今時間大丈夫？一言だけ言ってもいい？」
「ん？」
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」
私の新年の挨拶、ちゃんと聞こえてるんだか途中から笑い声が聞こえてきて、言い終えると俺もそれ言おうと思って電話したんだよって。
「改めて今年もよろしくな。」
「お互い体に気を付けようね。今から蓮の分もお願い事してくる。」
「なに、今外？」
「ちょうど初詣行くとこだった。」
「家族で？」
「ケーキ屋さんのあっちゃんと！」
って言ってからはっとした。
無神経だったかも。
私が意識してないだけであっちゃんも男の人じゃん。
「ごめん、私...、」
「ね、それなんのごめん？」
「浅はかすぎる自分を悔いてる。」
「いや、年明けたばっかなのにそんなのでどうすんだよ。」
結構ガチで自分のポンコツさに落ち込みそうになってたけど、彼は暗っ！って笑ってた。
なんで笑ってるかわかんないけど、私が逆の立場だったらこんなに笑ってられない気がする。
「俺がやだよ、他の男と行くなよって言ったら帰んの？」
「うん、私が悪かったって正直に言ってくるよ。」
「俺が行くなって言ってんのにAが悪いってこと？」
「そんなこと言わせる私が悪いじゃん。」
「わかったわかった、Aは悪くないし俺も悪くない。もう終わりな？この話。Aのこと信じてるから。行くなとか言うわけねーじゃん。」
完璧すぎる彼の言葉に何も言えなくなった。
ありがとうも違うし、優しいもなんか違う、尊敬、男前、セクシー...、
一生懸命考えてみたけどいつもみたいに茶化せなくて。
「ねぇ蓮...、すっごい、好き。」
脈絡なんてない。
どうしようもなく胸がぎゅーってなってこの感じ言葉にするならこれしかなかった。
「俺も好きだよ。」
「今年初好きだ。」
「ほんとじゃん、いっぱい言ってもらえるようにもっと頑張ります。」
「もう無理だよ。パンクしちゃうよ。」
「無理だって思ってからの限界突破がいいんじゃん。」
「私、どっちかっていうと文化系なんだよね。」
「あーっぽいね。俺と反対なんだよ。あれ？なんの話してんだっけ？」
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ちくわ(プロフ) - とかげさん» 返事遅くなってすみません。嬉しすぎるお言葉ありがとうございます。あと少しお付き合いいただけたら嬉しいです。 (8月5日 19時) (
レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
とかげ(プロフ) - ひとつひとつの言葉選びにセンスがあってとっても好きな作品です。これからも楽しみにしてます！ (8月1日 21時) (レス) @page42 id: 21364ac4e6 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - りっぴさん» 返事遅くなってすみません。ありがとうございます。とっても嬉しいです！更新遅いですが頑張りますので今後もよろしくお願いします。 (7月3日 14時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
りっぴ(プロフ) - こんばんは。真夜中に眠れずふと検索からこの作品に辿り着きました。言葉の一語一句が好みの言葉でどれもドストライクです！展開が楽しみです☺︎更新楽しみにしてます！ (6月30日 20時) (レス) id: 4352324f05 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - 千星さん» そんな風に言っていただけて本当に嬉しいです。こちらこそありがとうございます。頑張ります！ (6月25日 3時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくわ | 作成日時：2023年6月12日 5時
