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「パパさん、そこは俺にまかせてください！」
「蓮君、助かるよ。ここもお願いしていいかい？」
「全然おっけーです。」
部屋のデコレーションしてるんだよね。
バースデー仕様にね、可愛いね...、
って彼が馴染みすぎててもはやこわい。
自己紹介もそこそこにパパが動き出しちゃったから、彼も手伝います！って。
急速に仲良くなってた。
「これさ、私見ちゃだめじゃない？」
「出来上がる過程も楽しいでしょ、あっグラタンももう仕込んじゃおうっか。」
キッチンから見える景色が異様なんだけど、気にしてるの私だけ。
「まいっか。玉ねぎ何個切ればいい？」
「１個でいいかな？ねぇ蓮くーん！グラタン好きー？」
「大好きっす！」
「大好きだって！３個にしよう！」
ママもさ、事ある毎に話しかけててめちゃくちゃ楽しそうなの。
思いもよらない展開だけど、こんなのもたまにはありかも。
そう思わせてくれるのは彼の人柄あってだし、またありがとうが積もってく。
「本当に素敵な子ね。」
「でしょ。直接本人に言ったら喜ぶと思うよ。」
「それはAたち次第ー。」
「パパさんやばい！A、A、この風船すげーよ！」
ママと内緒話してたら大きな声で呼ばれて、目線を向けるとおーとかうおーって興奮してる彼。
パパが職人さんみたいに風船の中にお花を入れて膨らませてた。
撮影とかで見慣れてそうなのにいちいち反応するあたり人がいい。
気になったから近くまで行ってみると、お花だけじゃなくて、ぬいぐるみとかキャンディなんかも入れて膨らませてた。
「すごいじゃん！めちゃくちゃ可愛い！」
「Aが喜んでくれるかなーって練習しました。」
「素直に言っちゃうんだ。でもほんと嬉しい！ありがとうパパ！」
そう言って抱き着くと背中をポンポンってしてくれた。
そのまま視線を上げるとくしゃって笑った彼がいて、幸せすぎてこのまま死ぬんじゃないかって思った。
もしかしたらもう死んでてこれは天国なのかもしれないとすら思った。
大袈裟じゃん。っていつもなら思うよ。
けどさ、オーラとかそんなの全然わかんないけど、今この瞬間、絶対キレイな色してるし。
死にたくないけど、死んでもいいってはじめて思った。
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ちくわ(プロフ) - とかげさん» 返事遅くなってすみません。嬉しすぎるお言葉ありがとうございます。あと少しお付き合いいただけたら嬉しいです。 (8月5日 19時) (
レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
とかげ(プロフ) - ひとつひとつの言葉選びにセンスがあってとっても好きな作品です。これからも楽しみにしてます！ (8月1日 21時) (レス) @page42 id: 21364ac4e6 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - りっぴさん» 返事遅くなってすみません。ありがとうございます。とっても嬉しいです！更新遅いですが頑張りますので今後もよろしくお願いします。 (7月3日 14時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
りっぴ(プロフ) - こんばんは。真夜中に眠れずふと検索からこの作品に辿り着きました。言葉の一語一句が好みの言葉でどれもドストライクです！展開が楽しみです☺︎更新楽しみにしてます！ (6月30日 20時) (レス) id: 4352324f05 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - 千星さん» そんな風に言っていただけて本当に嬉しいです。こちらこそありがとうございます。頑張ります！ (6月25日 3時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくわ | 作成日時：2023年6月12日 5時
