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１２月３１日。
年越しは実家でって決めてたから早めに大掃除を終わらせた。
２人で見た観覧車、今日は１人。
今まで飽きるほど見てきてるのにあの日の観覧車が１番キレイだったな。って単純な私はそんな風に思っちゃうんだ。
お昼だから違って見えて当たり前なんだけど、なんとなく写真撮って彼に送った。
「ただいまー。」
「おかえりー！」
「パパの車ないじゃん、出掛けたの？」
「丁度お兄ちゃんたちと買い出し行ったのよ。」
いつもの笑顔で出迎えてくれたママ。
ほっとする。
「蓮君はー？」
「お仕事だよ。」
「やだ、ジャニーズカウントダウンみたいなやつ出るの？」
「紅白も一緒に見ようね。」
すごいすごい！ってテンション上がっててちくわも隣で空気読んだみたいに跳ねてた。
「あったかいの飲む？」
「私が淹れるからママ座っててよ。」
「ほんと？ありがとう。」
キッチンにはいろんな食材が広がってた。
私達兄弟が好きなものいっぱい揃ってて自然と笑っちゃうよね。
カウンターからママの方を見るとリモコン持ってなんかぶつぶつ言ってる。
「どしたの？」
「蓮君録画しとこうと思って。」
えへって聞こえてきそうなくらいの笑顔。
付き合ったって言ったらどんな反応するかな？
びっくりするかな？
「今年１年どうだった？」
「楽しかった、かな。なんかね今まで気付けなかったことに気付けたりしたから成長した気がする。」
「そっかそっか、ママも嬉しいなそれは。」
「ママはどうだった？」
「ママも楽しかったわよ！だってAが嬉しそうなんだもん。それに蓮君にも会えたし。」
「今日めちゃくちゃ蓮押すじゃん。」
あったかいコーヒー飲みながら笑い合うあったかい時間。
流れで、付き合ったって言ったらすごく喜んでた。
ほんとはちょっとだけ不安だったの。
否定はしないだろうけど、良くは思わないかもなって。
嬉しい嬉しいって何回も言ってて、よかったねって笑ってくれた。
「優しさが無限大すぎて全然追いつかないの。」
「素直に受け取っておけばいいじゃない。」
「そうなんだけどさ、」
「蓮君も不安なのよ。Aがあっちゃんとこ行ってた時にね...、」
ママが話してくれたのは私の誕生日、私がいない間の出来事。
不思議だったママの涙の理由が彼の真っ直ぐな愛だったなんて。
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ちくわ(プロフ) - とかげさん» 返事遅くなってすみません。嬉しすぎるお言葉ありがとうございます。あと少しお付き合いいただけたら嬉しいです。 (8月5日 19時) (
レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
とかげ(プロフ) - ひとつひとつの言葉選びにセンスがあってとっても好きな作品です。これからも楽しみにしてます！ (8月1日 21時) (レス) @page42 id: 21364ac4e6 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - りっぴさん» 返事遅くなってすみません。ありがとうございます。とっても嬉しいです！更新遅いですが頑張りますので今後もよろしくお願いします。 (7月3日 14時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
りっぴ(プロフ) - こんばんは。真夜中に眠れずふと検索からこの作品に辿り着きました。言葉の一語一句が好みの言葉でどれもドストライクです！展開が楽しみです☺︎更新楽しみにしてます！ (6月30日 20時) (レス) id: 4352324f05 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - 千星さん» そんな風に言っていただけて本当に嬉しいです。こちらこそありがとうございます。頑張ります！ (6月25日 3時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくわ | 作成日時：2023年6月12日 5時
