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部屋で待っててって言われたから先にタクシーを降りた。
チキン食べるかな？
あ、デザートなんにもないや。
まいっか。
映画の続き観てたら膝の上で眠るちくわがびくってして彼が来たんだと教えてくれた。
「ははっ、めちゃくちゃ定番じゃん！いいね！」
「クリスマスって感じでしょ。」
ソファに並んでチキンつまみながら一緒に映画観て、普通の平日みたいな２５日。
迷いに迷ったプレゼントはちょっといいパジャマとちょっといいバスオイル。
あと、ちょっとしたラブレター。
少しでも疲れがとれますようにって渡したら、おーっ！嬉しい！って笑ってた。
「ありがとう、めっちゃ使う！手紙は今読んでいいの？」
「恥ずかしいから１人の時に読んで。」
「ね、ね、てか俺も手紙書いたんだけど！すごくない？」
たぶんさっき家にとりにいった大きな紙袋から、俺からはこれね。ってキレイな青色の封筒とまさかのスチーマーを出してくれた。
「しょっぴーの話したらいいなって言ってたじゃん。俺全然わかんねーからしょっぴーおすすめのやつ。」
「えー、嬉しい！ありがとう！」
なんにもいらないって思ってたのは本当だけど、予想外のプレゼントはやっぱり嬉しい。
手紙書いちゃう価値観も一緒で嬉しい。
ずっと嬉しいの。
「今読んでいい？」
「なんなら俺が朗読しようか？」
「そんな贅沢ある？」
あははって笑いながらほんとに読んでくれた。
真っ直ぐな言葉が並べられてて彼らしい手紙。
今この瞬間をしっかり焼き付けて残しておきたいのに私の好きも溢れちゃうから心の中の容量がいっぱいなの。
「俺が頑張れるのはAがいてくれるから。大袈裟じゃねーんだ、これが。だからこれからもよろしく。」
手紙から目線を上げて、私のことを見つめる。
嬉しいのと恥ずかしいので目を逸らしながら、こちらこそよろしくです。って言うとまた大きく笑ってた。
「愛してるよ。」
聖なる夜に彼から貰ったはじめての大切な言葉。
思わず顔を見るとくしゃって笑ってスマホ構えてた。
「聞こえた？愛してるよ、Aは？」
「もう笑ってんじゃん。」
「だって、すげー幸せだもん。Aも言って？」
あまりの恥ずかしさにクッションで顔を隠したけど、あっさり奪われた。
言いなれてないその言葉が照れ臭くて、でもおんなじもの返したい。
「...愛してる。」
「ははっ、可愛い。」
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ちくわ(プロフ) - とかげさん» 返事遅くなってすみません。嬉しすぎるお言葉ありがとうございます。あと少しお付き合いいただけたら嬉しいです。 (8月5日 19時) (
レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
とかげ(プロフ) - ひとつひとつの言葉選びにセンスがあってとっても好きな作品です。これからも楽しみにしてます！ (8月1日 21時) (レス) @page42 id: 21364ac4e6 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - りっぴさん» 返事遅くなってすみません。ありがとうございます。とっても嬉しいです！更新遅いですが頑張りますので今後もよろしくお願いします。 (7月3日 14時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
りっぴ(プロフ) - こんばんは。真夜中に眠れずふと検索からこの作品に辿り着きました。言葉の一語一句が好みの言葉でどれもドストライクです！展開が楽しみです☺︎更新楽しみにしてます！ (6月30日 20時) (レス) id: 4352324f05 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - 千星さん» そんな風に言っていただけて本当に嬉しいです。こちらこそありがとうございます。頑張ります！ (6月25日 3時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくわ | 作成日時：2023年6月12日 5時
