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地下駐からそのまま上がれる、セキュリティばっちりのマンション。
いざ目の前にするとほんとに来ちゃって大丈夫なのかなって不安になった。
自分の家なんだから当たり前っちゃ当たり前なんだけど、なんでこの人こんなに堂々としてるんだろうって不思議だった。
「おじゃまします。」
そこ座っててって言われて、その通り指差されたソファに腰かける。
変な緊張感が抜けないし、あんまりきょろきょろするのもよくないなってじっとしてた。
「ちょうど今実家に預けてんだよね。」
部屋着に着替えて来た彼がそう言った。
なんか静かだと思ったらそういうことか。
「また一緒に遊びたいな。ちくわと一緒にはしゃいでてちょー可愛かったよね。」
「すぐ会えるよ。」
「うん。」
キッチンの方でごそごそやってるなーって思ったら、空のグラスといつか私が最近はまってるんだって言ったジャスミンのリキュールを持ってきた。
「ポチった。何で割る？」
テーブルに置いてまたキッチンの方に戻っていく。
これって普通なんだっけ？
私が好きだって言ったお酒買っててくれたり、疲れてるのに無理してくれたり、誕生日だってそうだよ、私のことすごく考えてくれてる。
私が彼にしてあげたいって思うみたいに、彼も私にしてくれてるじゃん。
私はね、全部好きだからだよ。
蓮のそれはずっとただの優しさだと思ってた。
ねぇ、私ポジティブすぎるかな？
今日１日楽しすぎて浮かれてるだけかな？
今から聞いてみてもいい？
なに調子乗ってんだよ。って笑う？
シンプルにバカって笑う？
もう私このままじゃいられないよ。
「A？さみーからお湯でわ」
「蓮...、」
「どした？」
ソファに座ったままの私を見る真っ直ぐな瞳。
「蓮ってさ、私のこと好きなの？」
言葉より先に聞こえたのは彼の笑い声。
ぷって吹き出すから私も正気に戻って急激に恥ずかしくなった。
「や、あの、なんかごめん...。」
「まじで最高に面白いわ、普通そんなこと聞く？」
「普通じゃないのかもしれない...。」
うける。って笑いながら隣に座った。
「やーっと、気づいたか。」
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ちくわ(プロフ) - とかげさん» 返事遅くなってすみません。嬉しすぎるお言葉ありがとうございます。あと少しお付き合いいただけたら嬉しいです。 (8月5日 19時) (
レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
とかげ(プロフ) - ひとつひとつの言葉選びにセンスがあってとっても好きな作品です。これからも楽しみにしてます！ (8月1日 21時) (レス) @page42 id: 21364ac4e6 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - りっぴさん» 返事遅くなってすみません。ありがとうございます。とっても嬉しいです！更新遅いですが頑張りますので今後もよろしくお願いします。 (7月3日 14時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
りっぴ(プロフ) - こんばんは。真夜中に眠れずふと検索からこの作品に辿り着きました。言葉の一語一句が好みの言葉でどれもドストライクです！展開が楽しみです☺︎更新楽しみにしてます！ (6月30日 20時) (レス) id: 4352324f05 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - 千星さん» そんな風に言っていただけて本当に嬉しいです。こちらこそありがとうございます。頑張ります！ (6月25日 3時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくわ | 作成日時：2023年6月12日 5時
