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リビングに行くと、パパは風船膨らませてて、ママはキッチンで何か作ってる。
「おはよ。」
ザ・実家。って感じの光景に声をかけると２人ともおんなじタイミングで顔をあげた。
「「おはよー！お誕生日おめでとうー！」」
キレイにハモるもんだからどんだけ仲いいんだって笑っちゃった。
ありがとう。って返してダイニングテーブルに座ると駆け寄って来るちくわ。
「パパとお散歩行って来たから上機嫌よ。」
「そうなの？よかったねー。」
にこにこのちくわを撫でるとさらに目が垂れて可愛いの。
当たり前かのようにホットコーヒーを淹れて持ってきてくれるママ。
そんなにいる？ってくらいの風船を膨らませるパパ。
微笑ましいよね、ほんとに。
「実家って最高だね。」
「たまに帰って来るからそう思うのよ。」
「あ、ママ、私が幼稚園の頃のお遊戯会って覚えてる？」
「何歳のときの？」
「なんかプリンセスのドレス着た...、」
「あーあれね、もちろん覚えてるわよ。Aが可愛くて可愛くて誘拐されるーって騒いでたんだから、パパが。」
ねー？ってパパにふるけど、急に照れたのかどっか行っちゃった。
「それがどうしたの？」
「んー、夢見た。」
アルバムとか見て懐かしくなっただけなのかな。
まいっかってスマホ確認すると、おめでとうメッセージが何件も入ってて嬉しくなった。
何歳になってもやっぱりいいものだね。
そんな中、彼からのメッセージが２件。
【改めて、誕生日おめでとう。誕生日を迎える瞬間一緒にいれてよかった。来年も絶対俺が１番に祝いたい。出来ればその次もその次もずっと。ってそんなのわかんねーか笑
とりあえず俺と出会ってくれてありがとうってことで。また明日！おやすみ！】
帰ってから送ってくれたのかな。
こんなの最高のプレゼントじゃん。
嬉しくて言葉になんないよ。
私の方がいっぱいありがとうって言わなきゃいけないのに。
すぐ下には、【おはよ、１３時頃着くよ。】って。
「蓮、１３時くらいに着くってー！」
「はーい！Aも用意しなさいよー。」
【ありがとう。近くまで来たら連絡してね、迎えに行くから。】
それだけ送った。
私の語彙力じゃ、思ってることの100分の1も伝えられない。
せめて彼が望んでることだけは叶えられるようになりたいなって思った。
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ちくわ(プロフ) - とかげさん» 返事遅くなってすみません。嬉しすぎるお言葉ありがとうございます。あと少しお付き合いいただけたら嬉しいです。 (8月5日 19時) (
レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
とかげ(プロフ) - ひとつひとつの言葉選びにセンスがあってとっても好きな作品です。これからも楽しみにしてます！ (8月1日 21時) (レス) @page42 id: 21364ac4e6 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - りっぴさん» 返事遅くなってすみません。ありがとうございます。とっても嬉しいです！更新遅いですが頑張りますので今後もよろしくお願いします。 (7月3日 14時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
りっぴ(プロフ) - こんばんは。真夜中に眠れずふと検索からこの作品に辿り着きました。言葉の一語一句が好みの言葉でどれもドストライクです！展開が楽しみです☺︎更新楽しみにしてます！ (6月30日 20時) (レス) id: 4352324f05 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - 千星さん» そんな風に言っていただけて本当に嬉しいです。こちらこそありがとうございます。頑張ります！ (6月25日 3時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくわ | 作成日時：2023年6月12日 5時
