327話 ページ14
霧野｢貴方がジャンヌ・ダルク？｣
ジャンヌ｢え？......何故私の名前を？｣
聞いていた話と少し......いや、だいぶ雰囲気が違う。
戦争の前線に立ち、とてもリーダーシップのある強い女性をイメージしていたのだが......。
葵｢なんかイメージと違う......｣
浜野｢ちゅーか、戦う乙女って感じじゃないよな？｣
実際はみんなが想像していた人物像とはかけ離れた、とても弱々しく物静かな眼鏡女子だったのだ。
｢ジャンヌ、きっとこいつらは敵国のスパイです！！｣
神童｢ち、違う！！俺たちは未来から貴方たちの力を借りに｣
神童は咄嗟にでた自身の言葉に気がついたのか、口を急いで噤んだ。
ジャンヌ｢未来？......未来とはどういう事ですか？｣
ジャンヌは神童から放たれた未来というワードに興味を示し、ズカズカと神童の元へと歩いていく
霧野｢え、えぇ？？｣
しかしたどり着いた先は霧野の元だった。
葵｢あ、あれ何やってるんですか｣
A｢ｱﾊﾊ......どうやら眼鏡の度が合ってないみたいだね。｣
ジャンヌは身につけている眼鏡を前後に動かし、1度は隣に立つ神童へも目を向けるが、最終的に弁明を求めたのは霧野の方だった。
黄名子｢もう正直に言えばいいやんね｣
フェイ｢いや、この時代は不思議な事は悪魔の仕業と信じられていた。
受け入れてくれるとは思えないよ｣
どう説明しようかと困惑する霧野に男の兵士は早くしろと怒鳴りつけた。
霧野｢えっと....｣
ジャンヌ｢.....そうだ。｣
唐突にジャンヌは自身の腰に身につけていた巾着をとり外し、徐ろにその中身を霧野へと差し出した。
ジャンヌ｢はい、キャンディーです。｣
霧野｢は、はい？｣
突然差し出される飴に霧野は大混乱。
霧野｢え、今ここで食べるのか？｣
ジャンヌ｢はい！！｣
動揺しながらも霧野は緊張で震える手で包み紙を取り外し、真っ白な飴を口へと運んだ。
霧野｢ｯ......美味しい。｣
ジャンヌ｢よかったぁ｣
そんな霧野の様子に興味を惹かれたのか、いつの間にか黄名子がジャンヌの横で輝く目線を送っていた。
ジャンヌ｢貴方も食べる？｣
黄名子｢うん！！！｣
気がつくとジャンヌのキャンディーは雷門の全員へと配布され、先程の殺伐とした雰囲気は嘘のように和やかになった。
ジャンヌ｢はい、どうぞ｣
A｢ありがとうございます。｣
どう見ても普通の女の子......。
本当にこの子が名声を博する騎士になるのだろうか
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 150人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「イナズマイレブン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆーり(プロフ) - ラルさん» コメントありがとうございます！！若干話の繋げ方に悩んでおりますが、頑張ります笑 しばらく更新が遅いと思われますが、気長に待っていただけますと嬉しいです！！ (2022年7月9日 10時) (
レス) id: 250c2a8e78 (このIDを非表示/違反報告)
ラル - これからの展開が楽しみです！頑張ってください！応援してます！ (2022年6月28日 22時) (レス) id: eb7870cb0c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーり(プロフ) - 霧隠紫音さん» 1からのお気に入り登録ありがとうございます！！(お名前が通知に表示された為気が付きました笑) 本日は仕事だった為、夜中に更新......と思ってたのですが、リアタイで見られている様子が伺えて嬉しくてつい(*´ω｀*) 長い作品ですがお読み頂き凄く嬉しいです！！ (2022年5月14日 22時) (レス) id: 250c2a8e78 (このIDを非表示/違反報告)
霧隠紫音(プロフ) - え！？たった今、今までの作品見終わった瞬間に更新されてる！！！ありがとうございます<(_ _)> (2022年5月14日 22時) (レス) id: 3b05bc2eb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆーり | 作者ホームページ：https://twitter.com/yuri__1098
作成日時：2022年3月27日 17時
