9話目 ページ10
《えっと…
幸平創真っていいます
この学園のことは正直_______________
踏み台としか思ってないです》
『!!!!!!!!?』
えっいや何言ってんの!?!!
そんな挑発的だからナキリサンに落とされたんでしょうが!
今すぐ黙れという私の後ろからの視線は届かず、彼は、右手の人差し指を上げて言った。
《入ったからには、
てっぺん獲るんで》
「じゃ戻ろーぜ」
私の方を振り向いて、てくてくと戻っていく彼。
もちろん他の生徒たちは、「ぶっ〇すぞ編入生ー!!」だとか「〇ねー!!!」とか暴言が相次いでいる。
ちょっと私も巻き添えくらってない?コレ……
先程いた場所に戻ってくると、そこにはわりと怒ってるナキリサンが立っていた。
「村上さんはいいとして、幸平くん!なぜ君がここに……!」
「合格通知が届いたからそりゃ来るだろ……」
幸平くんが合格通知を出してそう言った。ほんとだ…!腹いせでここに来たわけじゃないんだ…(失礼)
「言っておきます、
私は認めてはいないわ_________
君も、 君の料理もね!!!」
「…………………楽しみにしてなっ
アンタの口からはっきりと、「美味い」って言わせてやるよ!
俺の料理の 限りを尽くして_____________」
するとナキリサンはその場から出ていってしまった。
ツンデレってやつか。
『…いいね幸平くん今の。プロポーズみたいで(?)』
私は隣にいた幸平くんに親指をグッとあげて見せた。
「はぁ!?お前は何聞いてんだよ!変な勘違いすんじゃねえぞ!!『ハイハイしないですよー』
ったく………。あっそうだ、こないだのあんこめちゃくちゃ美味かったぜ!!全部食っちまった!」
『ほんとに?結構入ってると思ったけど……
嬉しい!ありがとう!』
「ところでよー!俺の新作食ってみてくんね?」
『食べたい!!』
私が目を輝かせたのもつかの間、
「おら!ジャッキーカルパスのあんこ和え!」
『…………………………………??』
私は、その後の記憶が無かった_______________
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名無し44667号(プロフ) - とても面白かったです!続き読みたい!更新して下さいー!! (2020年5月4日 1時) (レス) id: 52b41a10ca (このIDを非表示/違反報告)
眠井さん(プロフ) - とても面白いです!更新頑張ってください (2020年3月27日 4時) (レス) id: 572cac2bfb (このIDを非表示/違反報告)
ミイラ(プロフ) - とっっても面白いので早く続きが読みたいです!更新頑張って下さい! (2020年3月26日 0時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:式部ちゃん | 作成日時:2020年3月22日 23時