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線と線が交差する先。交わり続ける交差点。
必ずと言って良いほど、特定の場所を行き来している。
ちょうど――
「この地点だと、中庭の噴水にあたる場所になるね！」
悪気なく、得意げにオルトくんが声を上げた。
「……水の中、かあ……」
「でも、こんなところにエース・トラッポラさんとデュース・スペードさんがいるのかな？」
「……いるんだよ。いてくれなきゃ、助けに行けない……！」
時刻はすでに夕方の5時を回っている。
日没はもうすぐそこだ。
荷物を置いて走り出そうとして、ふいに左腕を引っ張られた。
「待って！ 今から向かうなら、ここからまっすぐ飛んで行った方が早いよ！」
「……え、飛ぶ？」
「僕のジェット機能があれば、この窓から噴水までひとっ飛びできるよ！ ここの資料室からまっすぐ行けば、廊下を走っていくより5分19秒の短縮ができる！」
それ私死なない？ 大丈夫？
言う前に、オルトくんのジェットに火がついた。
「早く掴まって！ 発射まであと3、」
「カウントダウンはっや待って待って待って」
「2」
「監督生、資料の並べ替えは終わっ」
「1」
瞬間、大きな衝撃が訪れる。
ゴウ、と大きな音がした。
先ほどまでまとめていた書類は全部廊下に向かって吹き飛び、扉を開けたクルーウェル先生にぶち当たる。
勢いよく遠ざかっていく資料室の窓。ごめんなさい先生、私やっぱり問題児だわ。
ものすごい大声で怒鳴る先生が遠ざかっていくのを、私はただ見る事しかできなかった。
＿＿＿＿＿＿＿
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青い紅茶(プロフ) - カリム氏????何で自ら招き入れちゃうのかな????(ヒント:純粋100%) (2022年8月13日 11時) (
レス) @page42 id: 7871dca46e (このIDを非表示/違反報告)
元素(プロフ) - 凪さん» 感想ありがとうございます！不幸中の幸いでしたね☺ (2021年9月30日 11時) (レス) id: c288555a46 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - 監督生ちゃんのおじいちゃん…助けてくれたんですね、ちょっとほっこりしました (2021年9月29日 23時) (レス) @page42 id: 0727e3cb02 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 元素さん» 知ってるアニメは何ですか？ (2021年9月19日 19時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
元素(プロフ) - 星猫さん» コメントと評価ありがとうございます！これからものんびりと更新しますのでよろしくお願いします( ･ω･) _ _) (2021年9月9日 9時) (レス) id: c288555a46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：元素 | 作成日時：2021年7月10日 19時
