Non genre【2】 (ページ39)

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壱北/家族(続き) ページ39

※これで終わりではありません！
気が向いた時にまた続きを書きます！

北人side

？？｢北人、そろそろ中に入ろう。｣

北人｢…うん。｣

？？｢何を考えていたんだい？｣

北人｢…ちょっと昔の恋人のことを、ね…｣

？？｢あぁ、そうか。…｣

壱馬のもとを去ってもうすぐ4年が経とうとしている。

あの日、黙って家を出た俺は、色々あって今は海外に住んでいる。

そこで居場所を見つけて幸せに暮らしている、
…はずだった。

？？｢…俺以外の男のことを考えるな！
お前には俺しかいないんだろ!?なぁ、！
お前を見つけた時、俺にそう言ったよなぁ!?
見ず知らずのお前を拾って、この家に置いてやってるのは誰だ!?｣

北人｢ご、ごめん、。｣

？？｢ﾁｯガキ1人孕めねぇのになにが恋人だ！
このバカが。｣

北人｢…｣

この人には本当に感謝している。
その気持ちに嘘はない。

だけど、突然受ける暴言・暴力に、正直耐えかねていた。

今日は暴言。昨日は暴力。

感情の起伏が激しい彼。

彼のスイッチが入ると、
気が済むまで俺を痛めつけるしそれを俺は黙って受け続けることしか出来ない。

こんなことなら、家を抜け出さなきゃよかった、。

…だけど、今の居場所はここしかない。

俺を、たとえどんな形だったとしても必要としてくれているこの人のところにしか、居場所はない。

日本は、ましてやあの家は、俺の帰る場所ではない。

今帰っても、きっと壱馬は、黙って出ていった俺の事を軽蔑する。

もしかしたら別に恋人を見つけて、その人とみぃと3人で仲良く暮らしているのかもしれない。

みぃに会いたい、、前みたいに3人でまた、、、

だけど、、、、、、、、、、、、、、

…帰れない。

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