Non genre【2】 (ページ36)

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陣side

家を出る準備を済ませてゆったりテレビを見てると、
スマホにLINEの通知。

翔平から。

翔平今楽屋いるんですけど、陸さんの様子が変なんです。
今すぐに楽屋に来れますか?

翔平もう楽屋入りしとるん？珍しい、早いな。

え？ほんで、陸さんの様子が変てどゆこと？

翔平からの謎のメッセージに困惑したけど、とりあえず今から向かうことにした。

…

ｶﾞﾁｬｯ

陣｢おはよ～。｣

中に入るともう5～6人揃ってて、ゲームしたりおしゃべりしたり動画観たりしてた。

翔平｢陣さん、おはようございます。｣

陣｢おぉ、翔平おはよ。ほんで、陸さんは？｣

翔平｢あそこです。(小声) 朝からずっとあの状態で、
話しかけても顔もあげてくれなくて、、｣

陣｢おぉ、わかった。ありがとうな。｣

翔平｢ここ最近ずっと様子がおかしかったし、
陣さんお願いします。｣

陣｢おん。任せとけ。笑｣

さぁて、何があったんかな～。

陸さんのことやからまたなんか溜め込んでるんかな？

陣｢陸さん、りくさーん。陸さん、顔あげれる？｣

陸｢…｣

何度か呼びかけて何とか顔を上げてくれた。

けど、今にも泣き出しそう。

とりあえずここじゃあれやから連れ出すか。

陣｢陸さん、ちょっと出よか。｣

陸｢…｣

毛布をかけたままで優しく手を引けば、されるがままに後ろを着いてきてくれる。

隣の部屋は誰もいなそうやったから、
そこに陸さんと入って話を聞くことにした。

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