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you.side
無事にジフンの兄であるスニョンを救出し、私達は二人の基地へと一旦戻る事にした。
HS「なぁ、お前これからどうすんの？」
「私か？」
HS「うん。行く宛とかあんの？」
「まあね。兄を探しているんだ」
HS「そっか。。」
スニョンにこれからのことを聞かれ、私の目的を思い出す。
私は兄を探すために家を出たのだ。
私の兄が死んでいるとは到底思えない。
あの最強な兄ちゃんなんだもん。
私より何倍も強い。
あの人があんな死体なんかにやられるわけない。
そう願っているんだ。
それが今の生きる希望なんだ。
WZ「その件なんだけど」
「なに？」
WZ「お兄さん、俺たちも一緒に探すよ」
私がコンビニから持ってきたパンを食べながら話し出すジフン。
こんな状況で人助け？？
なんて優しいんだこいつは。。。
「お前良いやつかよ。。ありがとう。
でも、兄が生きているのか分からない。
それに、二人の邪魔をするわけにはいかない。」
WZ「だって、生きてるって信じてるんだろ？」
私の目を見てそう言ったジフンに、私は動揺してしまう。
「あぁ。生きてる。生きてるって信じてる。
でも、心のどこかでもしかしたら死んでるかもしれないって不安になるんだ」
信じてる。でもそれは、願望に過ぎない。
こんなことに他人を危険に晒してまで巻き込みたくはない。
せっかくスニョンを助けられたんだ。
安全な道を進んで欲しい。
「だから、私は一人で大丈夫」
WZ「何言ってんだ。迷惑だとか思ってんの？
散々俺たちを助けたくせに？」
HS「そうだ！泥臭いぞ！！」
WZ「水臭いな」
HS「あ、、、そんなことはどうだって良い！！」
スニョンとジフンはそれぞれ私の手を握り、真剣な表情で私につぶやく。
HS「俺達を助けてくれた恩返しだ。」
WZ「命に代えてもAを守らせてくれ」
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作者名：ホ ラ ン イ | 作成日時：2019年9月1日 11時
