最 高 で 最 悪 2

94. ページ43

you.side





私ははじめての部活に行き、

ベースを任され、まさかの作曲も任された。




いいんだよ、別に。

頼られるのは嬉しいんだけどさ。




全てが突然すぎるよベイビー。。。




部活は終了し部室から出て帰ろうとすると、

下駄箱の前で私を待ってくれていたダンス部のみんながいた。



DN「あ！ヌナ！お疲れ様です！！

どうでした？部活！！！」


なんて、汗だくで声をかけてくるチャニ。



汗だくなのに爽やか。。眩しい。。若い。。





HS「軽音部だったよな！！

ジフナも楽しみにしてたんだぞ！」



そう言って髪の毛を爆発させ汗だくになっているスニョンさん。

なんでいっつも髪の毛爆発してんの。




「みんなお疲れ様です。部活、色々あったけど、楽しかったよ。」



ジュン君は、

Aはダンス部に来て欲しかったのに〜！

なんてほっぺを膨らませる。



可愛いです。



可愛いですけど、

私の靴を振り回さないでください。帰れません。





MH「Aって作曲とか出来たりするの？」



なんて聞いてくるハオに、

私よりも先にチャニが語り出した。




DN「ヌナは歌も上手いし作詞作曲なんでも出来ます！！

それに、楽器も全て弾けるんですよ？！」



すごいでしょ〜！

なんてべた褒めしてくれるチャニ。



愛してます。




HS「まじかよ。。。

Aって天才なんだな。。。」



なんて唖然とするスニョンさん。





「そ、そんな、天才なんかじゃないですって！

チャニも褒めすぎ！！」



恥ずかしくなってきたので、

照れ隠しでチャニに怒ってみた。



でもチャニは、

だって本当の事ですもん！！

ヌナの演奏、早く聴きたいな〜！！

なんて言ってきやがる。



おいおい、まじで可愛いかよ。



MH「じゃあ、A。

僕たちに曲作ってくれない？」




そう言ったハオは、私を見つめた。


見つめないでよ、照れちゃうじゃない。





でも、それも楽しそうだ。


早く帰って早速作業をしよう。




あ、それと、ジュン君。

私の靴を振り回しながら妖精さん探しに行かないで下さい。

95.→←93.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す