93. ページ42
WZ.side
Aにはベースを弾いてもらいたい。
だけど、楽器は大体出来るなんて言われたら聴きたくなるじゃないか。
そう思って俺のギターを渡してみる。
このギターを他人に触らせたの、
お前が初めてなんだぞ。
何を弾くか迷っているAは、
閃いたように演奏の構えをし、
お願いします。と一言いってギターを弾く。
え、この曲。。。
待ってよ、なんでそんな完璧に弾けるんだよ。
そこ、俺でもちょっと苦戦したんだぞ？
なんで一回聴いただけですんなり自分のものにするんだよ。
すげえ、こいつ。
やっぱりユンギヒョンの目に狂いはない。
こいつ、まじで天才だ。
演奏を終え、感想を待つA。
ギターを任せても良い。
なんなら、軽音部で1番上手いじゃねえか。
でも俺は、ベースを弾いてもらいたかった。
今のベース担当の男には、心底呆れていたから。
部活もサボるし練習しないし。
なんの努力もしないで一丁前にカッコつける。
何がしたいんだ、こいつは。
なんのために軽音部に入ってきたんだ。
俺はこいつと一緒に音楽をすること自体がもう嫌だったんだ。
でも、Aのベースを聴いたことはない。
聴いてからじゃないと、俺も強くは言えない。
だから、一度聴きたかった。
目の前で、演奏して欲しかった。
ずっと気になっていたんだ。
ユンギヒョンが認めるお前の才能を。
なぜバンドを突然やめたのかを。
俺はAに自分の作った曲を弾いて欲しかった。
それに、ハンデをつけてもこの男より上手いのか試したくなった。
だが、本当に驚いた。
なんでそんな完璧に弾けるのか。
何ヶ月もかけて習得したこの男よりも、
数回聴いただけのAのほうが何倍も上手い。
比べるのも可哀相なくらい。
やっぱり、こいつは軽音部に必要だったんだ。
改めて、入部してくれたAに感謝した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 146人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
沙紀 - ホ ラ ン イさん» 嬉しいです！おぬよん待ってまーす (2019年8月24日 11時) (
レス) id: 22ed5e64bb (このIDを非表示/違反報告)
ホ ラ ン イ(プロフ) - 沙紀さん» 同士よ。。。。おぬよんかっこいいし面白いしってかセブチって素晴らしい（エモい）ウォヌ全然出てきてないので、これから沢山出していきますね！！！ (2019年8月23日 20時) (レス) id: 7b3bb3ca55 (このIDを非表示/違反報告)
沙紀 - ホ ラ ン イさん» 私はにペンのハズなんですよ笑 近頃おぬよんのかっこよさに目覚めて不倫してます笑 (2019年8月23日 19時) (レス) id: 22ed5e64bb (このIDを非表示/違反報告)
ホ ラ ン イ(プロフ) - 沙紀さん» スンチョルにストーカーされる。。。うん。。。良き。。。。。私はハオペンなんですが、最近ボノニの魅力にやられちゃいまして。。。ボノニに浮気してます（真顔） (2019年8月23日 14時) (レス) id: 7b3bb3ca55 (このIDを非表示/違反報告)
ホ ラ ン イ(プロフ) - KOMKOMさん» まじで嬉しいです！！！嬉しい以外の何者でもないです大好き！！！ (2019年8月23日 14時) (レス) id: 7b3bb3ca55 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ホ ラ ン イ | 作成日時：2019年8月20日 12時
