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あ、ありがとうございます。。
なんて言って泣き止んだ少女は、
俺の名前を聞いてくる。
?「あ、あの、、、あなたの名前は?」
「キムテヒョンだよ。君の家の隣に住んでるんだ」
?「家の隣。。。。あ、もしかして、
よく窓からのぞいてる方、、、ですか??」
バレてんのかーい
「あ、そう、、、ご、ごめん、、、」
何それ、本当に気まずい。。。
なんて少しバツが悪くなっていたら、
少女は笑い出した。
?「全然大丈夫です!!
私もたまにあなたの家から聞こえる笑い声とか聞いて、
なんだか嬉しくなってたんです」
うちではそんな事ないから、、、
なんて、小学生とは思えない表情をする。
「君の家、厳しいの?」
なんて、あの光景を毎日見ていると聞かなくてもわかる。
?「あ、ううん。そんな事ないです。
私のためにって、みんな色んなことを教えてくれてます。」
そんなのおかしい。
銃や刀を自分のために使う事なんて、
この世界では戦争にならない限りあり得ない。
多分この子は、
両親に上手いこと使われる駒の1つなんだろう。
だが、そんなことまだ幼い少女が分かるわけがない。
助けたい。
普通の女の子として暮らして欲しい。
だって、少女漫画を握りしめているんだもん。
「ねぇ、たまに俺の家遊びに、、、」
なんて俺が話している途中で、
少女は突然顔を強張らせる。
どうしたの?なんて聞く前に、
スーツ姿の男が3人ほど目の前に現れた。
[お嬢、何してるんですか、こんなところで]
?「い、いや、その、、」
[またくだらない漫画でも読んでいたんでしょう]
?「そ!そんな、、こと、、、ごめんなさい。」
[行きましょう]
はい。と抵抗することもなく連れて行かれる
少女は、一瞬振り返り、俺に手を振った。
やっぱり助けたい。
あんな人達に立ち向かう勇気や力なんて更々ないが、
どれだけ時間がかかったとしても、絶対助けたい。
その日から俺たちはちょくちょく窓から覗いては、
誰にもバレないようにこっそり手を振る。
それが習慣になっていた。
それから2年後、
お隣さんの家のご両親は亡くなった。
事故だなんて言われていたが、
きっと違うんだろう。
俺はそれを聞いてすぐに
あの少女のことが気になってしょうがなくなった。
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沙紀 - ホ ラ ン イさん» 嬉しいです!おぬよん待ってまーす (2019年8月24日 11時) (レス) id: 22ed5e64bb (このIDを非表示/違反報告)
ホ ラ ン イ(プロフ) - 沙紀さん» 同士よ。。。。おぬよんかっこいいし面白いしってかセブチって素晴らしい(エモい)ウォヌ全然出てきてないので、これから沢山出していきますね!!! (2019年8月23日 20時) (レス) id: 7b3bb3ca55 (このIDを非表示/違反報告)
沙紀 - ホ ラ ン イさん» 私はにペンのハズなんですよ笑 近頃おぬよんのかっこよさに目覚めて不倫してます笑 (2019年8月23日 19時) (レス) id: 22ed5e64bb (このIDを非表示/違反報告)
ホ ラ ン イ(プロフ) - 沙紀さん» スンチョルにストーカーされる。。。うん。。。良き。。。。。私はハオペンなんですが、最近ボノニの魅力にやられちゃいまして。。。ボノニに浮気してます(真顔) (2019年8月23日 14時) (レス) id: 7b3bb3ca55 (このIDを非表示/違反報告)
ホ ラ ン イ(プロフ) - KOMKOMさん» まじで嬉しいです!!!嬉しい以外の何者でもないです大好き!!! (2019年8月23日 14時) (レス) id: 7b3bb3ca55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホ ラ ン イ | 作成日時:2019年8月20日 12時